マクロス7船団でのVF-19制式採用を前にした先行試験運用を熱気バサラのためにカスタムされた機体。コクピットにマイクを搭載し、コントロールスティックはギターとなっている。
マクロス7船団でのVF-19制式採用を前にした先行試験運用を熱気バサラのためにカスタムされた機体。コクピットにマイクを搭載し、コントロールスティックはギターとなっている。
ミレーヌバルキリーの愛称を持つVF-11 MAXL改は、民間協力隊サウンドフォースのメンバー、ミレーヌ・フレア・ジーナスの専用機としてチューニングされた機体である。当時を代表する高性能機VF-17D ナイトメアに匹敵する総合性能を有している。
マクロス7船団所属の民間協力隊「サウンドフォース」に配備される特別機。レイ・ラブロックとビヒーダ・フィーズが前後席にそれぞれ搭乗する。T型をベースにエンジンをS型と同じ改良型のFF-2100Xに換装されているが、サウンドジェネレーター搭載分の重量増加によって性能はD型並みとなっている。頭部はサウンドフォース機共通の特徴である「口」のある特注品が使用されている。コクピット内装も大幅に手が加えられ、前席にキーボード型のサウンドコントロールスティック(操縦桿)、後席には簡易型のドラムセット一式が設置されている。追加オプションとしてサウンドブースターを背部に装備する。
機体色はグリーンで、肩にはほかのサウンドフォース機と同様の稲妻のようなマークが入っている。
シティ7の先端にドッキングしているバトル級7番艦「バトル7」は、マクロス7移民船団護衛艦隊の総旗艦・総司令部として機能しています。全長約1,510メートル、全備質量約7,770,000トンの巨大な艦です。
バトル7は2段式の飛行甲板を備えており、艦載機としてVF-11 サンダーボルト、VF-17 ナイトメアなど多数の機体を搭載しています。さらに、後には最新鋭機であるVF-19 エクスカリバーやVF-22 シュトゥルムフォーゲルIIが配備され、戦力が強化されます。艦橋前部には、ダイアモンドフォースやエメラルドフォースといった精鋭部隊を緊急射出するための電磁カタパルトが3基設置されており、サウンドフォース用のサウンドブースターの格納庫も備えています。また、バトル7は対空砲やミサイルなどの重火器を多数装備し、単独でも戦闘が可能です。
さらに、バトル7は緊急時や艦隊戦の際に、通常の空母モードから人型ロボット形態(強攻型、通称「BIG-M」)へトランスフォーメーションを行うことができます。この形態では、ステルス効果のために内蔵されていた全火器が使用可能になり、肩部には中口径の2連装砲が展開されます。また、艦底に接合されている砲艦「ガン・シップ」を右手に握り、超大口径ビーム砲「マクロス・キャノン」として使用します。このマクロス・キャノンは、最大威力時や連射時にバトル7本体からエネルギーを供給されることで、その破壊力を増大させます。
YF-21からの最大の変更点は、操縦・火器管制系のアビオニクス「BDIシステム」がほとんど廃された点である。操縦系は脳波サポート付きながら従来の手動式となり、コクピットキャノピーも有視界優先の形状に変更された。これによりコクピット内装の一部が簡略化されると同時に軽量化されたため、機体の水平飛行速度や機動性能が若干向上している。また、YF-21との外観的な相違としてバトロイド時の頭部カメラアイが単眼からゴーグル型になり、兵装ステーションが改良され、形状が変更されている。
『マクロス ダイナマイト7』に登場。マクロス7の特務部隊「ダイアモンドフォース」の主力機として配備された機体。以前の配備機であるVF-17と同じ黒基調のカラーリングが特徴。隊長を務めるガムリン・木崎の機体には、黄色のラインマーキングが施されている。
『マクロス7』に登場するこの機体は、かつて統合軍を代表する天才VFパイロットとして名を馳せたマクシミリアン・ジーナス(マックス)艦長の専用機です。この機体は、新マクロス級超長距離移民船団マクロス7艦隊の工場艦内で試験的にライセンス製造されたもので、2機程度が生産されました。
マックスのパーソナルカラーである水色に近い青色で塗装されており、彼の存在感と共に戦場での象徴的な機体となっています。「スターゲイザー作戦」では、この機体は「ブルーゲイザー」のコードネームで呼ばれ、マックスの卓越した操縦技術を支える一翼を担いました。
『マクロス7』に登場するこの機体は、ミリア・ファリーナ・ジーナス市長が使用するVF-1の改装機です。ミリアは、かつて「エースのミリア」として恐れられた伝説的なパイロットであり、彼女がこの機体をパーソナルカラーの赤色で塗装し、自身の乗機としました。
この機体は、もともとはマックスの予備機体であり、対プロトデビルン最終戦において、ミリアはこの機体を駆って出撃します。戦闘では、夫であるマックスの機体と共に、かつての見事なコンビネーションを披露し、夫婦ならではの連携で敵に立ち向かいます。ミリアの操縦技術は今も健在であり、彼女の存在感は戦場で輝きを放っています。
ゼネラル・ギャラクシー社が開発した特殊作戦用の重可変戦闘機で"ナイトメア"のペットネームを持つ。通常装備のままでも、スーパーパーツと各種兵装を装備したVF-11を上回る戦闘力を有する。また、その運用目的からステルス性能が重視されているが、外形は多面体ステルス構成となっており、"ステルスバルキリー"とも呼ばれる。
プロトデビルンに洗脳されたバロータ3198XE第4惑星特務調査部隊が、同隊に配備されたVF-14を独自に改造した機体。変形方法など基本部分は原型機と同様だが、全体的に曲線的な形状となり、コクピットを非透過の装甲キャノピーで覆っているのが特徴。脚部メインノズルは踵が2つに分かれた3次元ベクターノズルとなり、より繊細な機動が可能となった。独自の装備として、バトロイド頭部にプロトデビルンの活動源である生体エネルギー「スピリチア」を吸収するビーム照射装置を内蔵する。なお、吸収は相手をマニピュレーターなどで捕獲して行う必要があるため、その間は必然的に無防備となる弱点がある。
2045年にバロータ星系に接近していた第7次新マクロス級超長距離移民船団「マクロス7」と遭遇し、奇しくもかつての競合機である同船団の主力機VF-11Cと交戦する事態となる。
エンジン、武装を強化した指揮官機。精鋭陸戦部隊ブルーライナセロス隊隊長オートルマウワー大尉の肉体に憑依したプロトデビルンの1体、ギギルが搭乗する。機首両脇にレーザー砲2門、エンジンナセル先端にもレーザー砲を左右1門ずつ装備。後方用レーザー機銃も3連装式に変更されている。両脚内部にも兵装スペースが増設され、中型ミサイル4発を片方2セットずつ、計16発格納する。
バロータ軍が壊滅させたマクロス5船団から鹵獲したVA-14を改造した機体。Fz-109の後継主力機としてバロータ戦役後期に投入された。スピリチアビーム吸収装置の追加など基本的な改良点はFz-109と同じだが、起伏に富んだ曲線のシルエットやエアインテークの牙状のディテールなど、より生物的かつまがまがしい形状に変貌している。登場するのは一般用攻撃機のA型のみで、そのほかのバリエーションの有無は不明。
2042年より配備が開始され、マクロス5船団に搭載されていたゼントラーディパイロット仕様の可変攻撃爆撃機VAB-2Dを改造したものと推定される大型可変戦闘爆撃機。劇中にはガビルが搭乗するFBz-99Gのみが登場し、おもにパンツァーゾルン部隊の指揮官機として運用される。推定配備数は72機。
両翼部分にエンジンと大型インテークを備え、その周囲に各種ビーム砲やミサイルランチャーを多数備えた重武装の機体で、さらに6基のハードポイントには60t超の追加兵装を装備できる。戦闘爆撃機形態と重バトロイド形態に変形し、ガウォーク形態はとらない。重バトロイド形態への変形時はエンジン部分と両翼部分が肩部をなし、底部のパルスレーザー砲が腕部となり、戦闘爆撃機形態では収納されているロータリーミサイルランチャーは露出された状態で胴体部分に現れる。パルスレーザー砲は重バトロイド形態でも使用可能で、人の手の形をしたマニピュレーターではなく3本のクローが展開されるため、エルガーゾルンやパンツァーゾルンのようなガンポッドは装備しない。エンジン後方のメインノズルは重バトロイド形態への変形時には80度下方へ向き、VTOL噴射も可能になる。
コクピット後方(重バトロイド形態時は頭部の角状の部分)に装備されたスピリチアスパーク砲は、パイロットのガビルがもつスピリチアエネルギーをエネルギー光弾に変えて発射する武器で、威力は高いが発射回数には限度がある。
横幅の広い全翼機のためコクピット内のスペースも広く、内部には脳波センサーが備えられ、プロトデビルンの弱点であるサウンドフォースのサウンドウェーブを反転消去、無効化するシステムも搭載されている。パイロットのガビルは身体に多数のサイバーコードを接続し、額の触角を機体に繋いだ状態で操縦する。