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機体リスト
ゴジラ S.P <シンギュラポイント>

共收録 5 台の機体。
  • ゴジラウルティマ

    3度の形態変化を経て到達した、ゴジラの究極形態であり、本作における正式名称が「ゴジラウルティマ」となる。千葉県逃尾市に古くから伝わる伝承を描いた浮世絵には「古史羅(こしら)」という名で記されており、同地に戦前から存在する旧嗣野地区管理局、通称“ミサキオク”の地下にはゴジラウルティマの全身骨格が存在していた。

    第10話では、ゴジラテレストリスが自衛隊との交戦中に変態し、この最終形態となる。進化後は、幾重にも重なる鎧のような蛇腹状の外皮であらゆる攻撃を無効化し、背びれと口腔内部を青白く発光させる。そして、口の前方に大小7つの光輪を放射し、それを重ねて空間を歪ませた上で、一点に収束させた原子ビームを放ち、東京を一瞬で焼き尽くす圧倒的な破壊力を見せつける。

    体色は歴代ゴジラ同様、黒または濃灰色。足の指は3本で、ふくらはぎの下にもう1本蹴爪のような指が生えており、後脚は極めて太く、背びれも大型化している。口腔内には紅塵生物に共通する多層の歯が並び、一対の巨大な牙が上顎の外側から突出しており、下顎は上顎よりも大きく横に張り出している。

    この形態になった直後はビル数階分の大きさだったが、紅塵を吸収し続けた結果、最終的には100メートルを超える巨体へと成長。さらに膨張を続け、自らが特異点と化し、人類に破局をもたらす寸前となる。しかし、謎の巨大化を遂げたジェットジャガーとの激闘の末、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーの起動により、ジェットジャガーと共に巨大な青い結晶となり消滅した。

    なお、最終話ではこのゴジラの背びれ付近に、人間サイズの怪獣が潜んでいた描写がある。

    「ウルティマ」とはラテン語で「終わり」を意味する。

  • ゴジラアクアティリス

    第3話に登場したゴジラの第0形態。深度900メートルを50ノット(時速約92.6キロ)で泳ぐ姿が潜水艦によって確認されている。第6話では、東京湾に侵入しようとするマンダの群れを追う形で姿を現し、その全体像が初めて明らかとなる。そのままマンダを捕らえながら東京湾に上陸した。

    この形態はモササウルスのような姿をしており、水棲生物としての特性が強い。四肢は進化の途中のようなヒレ状で、長い尾の先には水かきのような構造を持つ尾ビレがある。顔はワニに似ており、頭部には触覚のような細いツノが生えている。表皮は赤く、通過した海域は紅塵に覆われ赤く染まる特異な現象を伴う。マンダに噛みつく動作が見られたことから、マンダを捕食対象としていた可能性がある。

    この形態は「アクアティリス」と呼ばれ、その名はラテン語で「水生」を意味する。

  • ゴジラアンフィビア

    第7話で築地に上陸したアクアティリスが、陸上環境に適応して変態した姿が第1形態である。イグアナのような顔つきで、全体的に陸棲生物を思わせる姿となり、四肢は爬虫類に似た形状の脚へと進化し、四足歩行を行うようになった。この段階で、政府は南房総地方に伝わる伝承に基づき、この存在に「ゴジラ」という名称を付けた。

    第8話では代々木公園で自衛隊の砲撃を受け、マイナス20度の可燃性ガス状物質を口から放出。それが砲撃の爆発により引火し、冷気が高温のガスへと変化、爆炎を誘発し周囲500メートルを焼き尽くす熱膨張を引き起こした。その際、自らも炎に包まれ、総質量を超える紅塵を放出しながら、硬質組織と溶解状態の混合で形成された炭化層の外殻に覆われた「蛹」のような姿となって活動を停止した。

    体表は茶褐色で、頭部はより濃い褐色へと変わり、ツノの形状にも変化が見られる。

    この形態は「アンフィビア」と呼ばれ、その名はラテン語で「両生類」を意味する。

  • ゴジラテレストリス

    第9話に登場した第2形態は、活動を停止していたアンフィビアが蛹のような状態から、外殻の炭化層が剥がれ落ちて変態した姿である。

    この形態では前脚が小さくなり、後脚のみで立ち上がる完全な二足歩行を行うようになった。また、自衛隊による砲弾投下を予測し、着弾前に柔らかい体組織を体表から伸ばして触手のような形に変化させ、砲弾を包み込んで爆発を緩和するという防御能力を備えている。さらに、背びれを青白く発光させ、口元に光のリングを形成しながら熱線を放つ能力も確認されている。

    この段階では、角や尾ビレは消失し、首から上半身にかけては細く、頭部も小型化している。体表は青みがかった鱗のような質感で、眉間から背びれにかけて赤いラインが走っているのが特徴。

    この形態は「テレストリス」と呼ばれ、ラテン語で「陸生」を意味する。

  • ジェットジャガー·巨大態

    • Pilot有川 ユン

    最終話において、ゴジラウルティマとの戦闘中に機能を停止していたジェットジャガーだったが、最強のジェットジャガーを生み出すためのプロトコルを計算したペロ2が融合することで、巨大化を果たす。

    ゴジラウルティマとの激しい戦闘の中で原子ビームにより頭部の半分を失い、破壊寸前に追い込まれるが、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーを起動。ゴジラウルティマを巻き込み、共に巨大な青い結晶と化して爆発し、戦いに終止符を打った。