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ゴジラウルティマ

ゴジラウルティマ

3度の形態変化を経て到達した、ゴジラの究極形態であり、本作における正式名称が「ゴジラウルティマ」となる。千葉県逃尾市に古くから伝わる伝承を描いた浮世絵には「古史羅(こしら)」という名で記されており、同地に戦前から存在する旧嗣野地区管理局、通称“ミサキオク”の地下にはゴジラウルティマの全身骨格が存在していた。

第10話では、ゴジラテレストリスが自衛隊との交戦中に変態し、この最終形態となる。進化後は、幾重にも重なる鎧のような蛇腹状の外皮であらゆる攻撃を無効化し、背びれと口腔内部を青白く発光させる。そして、口の前方に大小7つの光輪を放射し、それを重ねて空間を歪ませた上で、一点に収束させた原子ビームを放ち、東京を一瞬で焼き尽くす圧倒的な破壊力を見せつける。

体色は歴代ゴジラ同様、黒または濃灰色。足の指は3本で、ふくらはぎの下にもう1本蹴爪のような指が生えており、後脚は極めて太く、背びれも大型化している。口腔内には紅塵生物に共通する多層の歯が並び、一対の巨大な牙が上顎の外側から突出しており、下顎は上顎よりも大きく横に張り出している。

この形態になった直後はビル数階分の大きさだったが、紅塵を吸収し続けた結果、最終的には100メートルを超える巨体へと成長。さらに膨張を続け、自らが特異点と化し、人類に破局をもたらす寸前となる。しかし、謎の巨大化を遂げたジェットジャガーとの激闘の末、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーの起動により、ジェットジャガーと共に巨大な青い結晶となり消滅した。

なお、最終話ではこのゴジラの背びれ付近に、人間サイズの怪獣が潜んでいた描写がある。

「ウルティマ」とはラテン語で「終わり」を意味する。

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