
第9話に登場した第2形態は、活動を停止していたアンフィビアが蛹のような状態から、外殻の炭化層が剥がれ落ちて変態した姿である。
この形態では前脚が小さくなり、後脚のみで立ち上がる完全な二足歩行を行うようになった。また、自衛隊による砲弾投下を予測し、着弾前に柔らかい体組織を体表から伸ばして触手のような形に変化させ、砲弾を包み込んで爆発を緩和するという防御能力を備えている。さらに、背びれを青白く発光させ、口元に光のリングを形成しながら熱線を放つ能力も確認されている。
この段階では、角や尾ビレは消失し、首から上半身にかけては細く、頭部も小型化している。体表は青みがかった鱗のような質感で、眉間から背びれにかけて赤いラインが走っているのが特徴。
この形態は「テレストリス」と呼ばれ、ラテン語で「陸生」を意味する。