型式番号:ZGMF-X12
アウトフレームは、ZGMF-X12A テスタメントの予備パーツをロウ・ギュールが組み立て、作業用モビルスーツ(MS)としてジャンク屋組合の規約に合わせて仕様変更した機体である。背部にはテスタメントと同様に、ストライクと互換性のあるストライカーパック用プラグが搭載されており、地球連合軍で開発された各種ストライカーパックの装備が可能となっている。
「アストレイ アウトフレーム」という名称は、連合とザフト、両陣営の技術が混在する特異な構造を持つことから、「どちらの規格にも属さない規格外のMS」という意味を込めてロウが命名したものである。頭部は立体視用のツインアイや補助センサー付きアンテナを備えたガンダムタイプとなっている。
この機体は、ロウがジェネシスα内で出会い、意気投合したジェス・リブルにAIコンピューター「8(ハチ)」と共に託された。作業用MSであるため、本来の武装は護身用のビームライフルのみだが、使用次第で武器となる多くの装備を搭載している。
戦闘が主目的ではないため、通常はバッテリー節約のために出力にリミッターがかけられている。また、居住設備を搭載したバックパック「バック・ホーム」や、専用の高機動型ストライカーパック「Gフライト」など、オリジナル装備の設計はAI「8(ハチ)」が担当し、それらの運搬や整備は主にユンがジャンク屋組合の支援を受けて行っている。