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機体リスト
UFOロボ グレンダイザー

共收録 19 台の機体。
  • グレンダイザー

    • Height30 m
    • Weight280 t
    • Pilotデューク・フリード / 宇門 大介

    グレンダイザーは、フリード星の守護神として崇拝されてきたロボットです(第2話では、ベガ大王が「フリード星の科学力を結集して製造させた」と語っています)。ベガ星連合軍の攻撃を受けたフリード星から、王子デュークを乗せて地球に飛来しました。地球ではデュークの養父である宇門博士が取り仕切る宇宙科学研究所を拠点として、ベガ星連合軍の侵略から地球を守りました。通常時はダムの堰部に設置された発進口から出撃しますが、必要に応じて格納庫のさらに地下に造られた8つの秘密ルートを使って出撃することもあります。

    グレンダイザーは専用サポートユニットのスペイザーと合体(スペイザークロス)することで円盤状になり、宇宙空間の長距離航行や重力下での飛行が可能です。機体は鉄の5千倍の強度を持つ宇宙合金グレンで覆われており、恒星の光から取り出す光量子エネルギーによって駆動します。胸に90万馬力の光量子メインエンジンを2つ搭載し、最高出力は180万馬力です。全高30メートル、重量280トンで、サイズはマジンガーZの1.5倍以上、重量は10倍以上という巨大な機体です。

    設計思想も異なり、グレンダイザーはマジンガーZのように分離・合体する小型機ではなく、スペイザーとグレンダイザーそれぞれにコクピットがあり、パイロットシート(デュークピット)が移動するシステムを採用しています。このシート移動には0.7秒(または1.3秒)かかり、スペイザーからの分離には7秒半、合体には6秒かかるというウィークポイントがあります。グレンダイザー単体には飛行能力がなく、ジャンプ力はズリルの分析で350メートルとされていますが、他の資料では950メートルから1,000メートルとされています。また、脚部のロケット噴射装置によって、スペイザーとドッキングしていない状態でもある程度の宇宙での移動や戦闘が可能です。

    グレンダイザーを操縦できるのはデュークのみで、理由については、フリード王家の証である指輪の所有者でないと電撃で攻撃され、搭乗できないという説もありますが、劇中でそのような説明はありません。ただし、他の者が近づくと自動防衛機能が働くことがあり、任意で解除できる機能とされています。

  • スペイザー

    • Weight150 t
    • Pilot--

    グレンダイザー専用のサポート円盤。全長34メートル(合体時40メートル)、全幅65メートル、重量150トン(合体時430トン)の大型機で、グレンダイザーと同じ宇宙合金グレン製、光量子エンジンを搭載している。円盤型だが巨大な垂直尾翼と左右に補助的な翼が存在し、尾部には2基の巨大な推進ノズルがある。宇宙空間では光速を超えたジャンプ飛行(ワープ)が可能で、大気圏内でも最大マッハ9で飛行する。

    合体時は円盤内にグレンダイザーがほぼ完全に収納され、首から肩、腕が外部に出た格好となる。UFOロボの異名はグレンダイザーとの合体形態に由来する。腕は広げた状態でスペイザーの前縁に沿って収納されているが、必要に応じて動かすこともできる。合体した状態でもグレンダイザーの武器の多くを使用可能である。また、分離した状態でも半自立的飛行や遠隔操作が可能で、グレンダイザーとの連携攻撃や、合体せず上に乗せて飛行したこともあるほか、宇宙空間で単独で甲児を救出し機内に収容したこともある。

    通常はグレンダイザーがスペイザー後方から進入して合体し、分離は前方へ飛び出す方法を採るが、前期オープニング映像では後方から飛び出して分離するという、珍しいシーンが描かれている(なお劇中でそのような後方からの分離シーンが登場したことはない)。

  • TFO

    • Height1.2 m
    • Weight7.5 t
    • Pilot兜甲児

    兜甲児専用の小型飛行円盤。外見はアダムスキー型と呼ばれるUFOに近い。超合金Z(マジンガーZの装甲)製で、動力は光子力。全長7.5メートル、重量1.2トンで、最高速度はマッハ4、限界高度は5万メートルとされる。実際には高度3万メートルを超えると飛行が難しくなり、大介にも「TFOはその高度に耐えられない」と忠告されるが、後に電離層まで無事に飛行し、窮地のグレンダイザーを救う活躍を見せる。

    ベガ星人からは「円盤としては極めて初歩的なもの、恐るるに足りない」と評されている。当初は非武装であったが、第2話で単装ミサイルランチャーを機首部に装備し、ミニフォー相手に対抗できるようになった。

    初期の話では、TFOがグレンダイザーに先んじて出動し、ミサイル攻撃で迎え撃つも、円盤獣の反撃に遭い撃墜されるパターンが多かった。それでも非力ながら奮戦し続けたが、第27話で円盤獣ハドハドの攻撃を受けて撃墜され、全損してしまう。

  • JFO(新円盤試作第一号)

    • Pilot兜甲児

    第30話のみに登場。TFOを失った兜甲児が新たに試作した飛行円盤。三角形の戦闘機のような形状をしており、TFOとは異なり2基の推進装置(ロケットかジェットかは不明)も備えている。劇中では「新円盤試作第一号」としか呼ばれていないが、没となったTFO後継機の原案とされる設定画には「甲児の円盤 (JFO)」との書き込みが見られる。また、TFOのラフ原案の中には「ジェイフォー」との書き込みがされているものもあり、もともと企画書段階での甲児の円盤名のひとつとしてその名が挙がっていたらしい。

  • ダブルスペイザー

    • Weight90 t
    • Pilot兜甲児, 牧葉 ひかる

    第35話から登場。兜甲児が主体となって開発した大型支援戦闘機で、最初に完成した地球製スペイザー。第36話で改造され、グレンダイザーとドッキング可能になる。全幅30メートル、重量90トン。最高速度マッハ4、上昇限界高度は6万メートルとされている。メインパイロットは兜甲児。補助シートを持ち、2人乗りも可能。

    オリジナルスペイザーがグレンダイザーの体を覆う形で合体するのに対し、本機は背部に結合する方式を採用しており、また有人機である点が大きな特長となっている。従来のグレンダイザーおよびスペイザーの弱点として、合体しなければグレンダイザーは大気圏内を飛行できず、合体プロセスに時間がかかる点や、合体時には一部の武装の使用が制限される問題があったが、ダブルスペイザーの登場により、これらの弱点が改善された。

    初登場時は合体機能がなく、グレンダイザーが本機の主翼のフレーム形状部分に掴まり、ぶら下がって飛行した。間もなく宇門博士により改造が施され、グレンダイザーの大気圏内飛行をサポートするために合体機能が追加された。合体時にはグレンダイザーが空中で垂直方向に旋回し、コンビネーションクロスで合体、セパレーションゴーで分離する。この一連の動作は、後に登場する2機の地球製スペイザーでも同様である。

    エネルギーはグレンダイザーと同じく光量子を使用しているが、機体はグレートマジンガーにも用いられた超合金ニューZ製である。両翼端にある円盤状のユニットは武装ポッド兼エンジンポッドであり、垂直離着陸用のファンを下部に装備している。主翼は可動式で、垂直離陸時は下向き、飛行中は水平、グレンダイザーとの合体時は腕の動きを妨げないように上向きに折れ曲がる設計となっている。合体所要時間は従来より短縮されており、わずか3秒で完了する。また、合体時でもグレンダイザーと本機の武装すべてが使用可能である。

  • マリンスペイザー

    • Weight90 t
    • Pilot牧葉ひかる

    第41話から登場。ダブルスペイザーの成功をもとに宇宙科学研究所が開発した水中用スペイザーで、飛行と潜水が可能。水中戦が苦手なグレンダイザーの水中運動能力をアップさせる機能を持つ。全幅25メートル、重量90トン。最大飛行速度はマッハ4、水中航行速度は40ノット、潜行限界深度は400メートル。メインパイロットは牧葉ひかる。

    他の2機と同じく光量子をエネルギー源とし、装甲は超合金ニューZ製。機体底部からアンカーを発射し、グレンダイザーを吊り上げることや、ダブルスペイザーを牽引することも可能。グレンダイザーとドッキングした状態でも飛行は可能である。

  • ドリルスペイザー

    • Weight130 t
    • Pilotグレース・マリア・フリード

    第45話から登場。地中行動を可能にするスペイザーで、単体および合体後ともに空中と地中を移動可能。全幅25メートル、重量130トンで、地球製スペイザーの中では最も重い。飛行最高速度はマッハ4、地中進行速度はマッハ2とされる(第45話では地中での最高走行速度はマッハ1と説明されており、そのように記載する資料もある)。当初は兜甲児がダブルスペイザーと併用して使用したが、後にマリアがメインパイロットとなる。

    他の2機と同様に光量子をエネルギー源とし、装甲は超合金ニューZ製。キャタピラを備え、二股の機首にドリルを内蔵している。グレンダイザーとの合体後はドリルが飛び出し、肩から腕、背中までを広く覆う。このドリルを活かした体当たり戦法は地中以外でも非常に有効だったが、腕と胸部が覆われるため、ハンドビームやスクリュークラッシャーパンチ、ダブルハーケン、反重力ストームが使用不能になるなどの制約も多い。

    劇中でグレンダイザーと合体した回数は、ダブルスペイザーやマリンスペイザーより少なく、マリアが搭乗した際は1回のみ(第56話)であった。ダブルスペイザーと同様に補助シートを持ち、2人乗りも可能である。

  • ウルトラサブマリン

    • Weight95 t
    • Pilot--

    400メートルまでしか潜水できないグレンダイザーのために、宇門博士が開発した深海潜水用アタッチメント(大型深海用スクーター)。密閉式のキャノピー内にグレンダイザーを格納し、腕だけを外に出した状態で操作します。このアタッチメントに乗ることで(掛け声は「サブマリン・ダッシュ」)、マリンスペイザーでは潜れない深度への潜水が可能となります。また、水中のみならず水上でも高い機動力を発揮します。

    操縦はグレンダイザーが行いますが、人間専用のコクピットも備わっており、ズリルの海底基地から救出された兜甲児がその後の操作を担当して戦いました。全長は36メートル、重量は95トン、潜行限界深度は3,000メートルです。海中から飛び出した際、短時間ながら空中を滑空する描写もありましたが、飛行能力に言及した資料はなく、また現場海域までドリルスペイザーに吊り下げて輸送された(帰りは水上走行)こともあり、単独で飛行可能かどうかは不明です。このアタッチメントは第67話のみの登場でしたが、ベガ星連合軍の海底基地を壊滅させる活躍をしました。

  • コズモスペシャル

    • Pilot兜 甲児, 牧葉ひかる, グレース・マリア・フリード

    ベガ星連合軍との最終決戦に使用された宇宙用特殊スペイザー。劇中では「コズモスペシャル」と呼ばれています。従来の地球製スペイザーが宇宙での戦闘に適していなかったため、新規開発されました。甲児機、ひかる機、マリア機の3機が合体した状態で打ち上げられ、宇宙空間で分離(「オープン・スペイザー」)後、それぞれ高機動型戦闘機として活躍します。

    詳細なデータは不明ですが、3機ともミサイルとビームで武装しており、マリア機にはスパークボンバーも装備されています(資料によっては、甲児機にはコズモミサイル、ひかる機とマリア機にはコズモビームが装備されていると説明されています。これが劇中の描写と一致します)。なお、劇中ではひかる機が機首から二連装のスパークボンバーらしき光弾を放つ描写もあります。

    コズモスペシャルはスペイザーとされていますが、グレンダイザーとの直接の合体機能はありません。ただし、分離状態の3機は、それぞれダブルスペイザー、マリンスペイザー、ドリルスペイザーといった地球製スペイザーへのドッキングを前提にした形状でデザインされています(劇中ではこれらの合体形態は登場せず、その機能についての言及もされていません)。

  • マザーバーン

    • Pilotブラッキー

    ベガ星連合軍との最終決戦に使用された宇宙用特殊スペイザー。劇中では「コズモスペシャル」と呼ばれています。従来の地球製スペイザーが宇宙での戦闘に適していなかったため、新規開発されました。甲児機、ひかる機、マリア機の3機が合体した状態で打ち上げられ、宇宙空間で分離(「オープン・スペイザー」)後、それぞれ高機動型戦闘機として活躍します。

    詳細なデータは不明ですが、3機ともミサイルとビームで武装しており、マリア機にはスパークボンバーも装備されています(資料によっては、甲児機にはコズモミサイル、ひかる機とマリア機にはコズモビームが装備されていると説明されています。これが劇中の描写と一致します)。なお、劇中ではひかる機が機首から二連装のスパークボンバーらしき光弾を放つ描写もあります。

    コズモスペシャルはスペイザーとされていますが、グレンダイザーとの直接の合体機能はありません。ただし、分離状態の3機は、それぞれダブルスペイザー、マリンスペイザー、ドリルスペイザーといった地球製スペイザーへのドッキングを前提にした形状でデザインされています(劇中ではこれらの合体形態は登場せず、その機能についての言及もされていません)。

  • ミディフォー

    • Pilot--

    第53話から登場した、ミニフォーの上位版的な最新型の中型戦闘円盤。武器は機体中央部の蛇の首のような支柱から放つビーム砲(ベガトロンビーム砲)と、前部に突き出した二基のミサイル発射管を装備しています。

    大きさはミニフォーの約2倍を誇りますが、扱いとしてはミニフォーと同じく、やられ役であった。

  • マザーシップ(ガンダル専用母艦)

    • Height29000 m
    • Pilotガンダル

    第42話から登場。喪失したマザーバーンに代わる戦闘指揮艦で、ズリルが用意しました。全長320メートル、重量29,000トン、最高速度はマッハ6。黄色い船体には怪物的な顔や多数の触手が付いており、牙が外側に開いて口からベガ獣やミニフォーを発進させます。ミニフォーは艦体上部側面の2つの発進口や下部側面の4つの発進口からも発艦可能です。頭部の牙からは妨害電波やビームを発射し、艦底中央部には強力なベガトロンレーザー砲を装備しています。また、艦底から発射する移送光線を利用して海水を巻き上げ、竜巻を発生させることも可能です。

    第74話でガンダルによってグレンダイザーに体当たりを仕掛けますが、失敗して爆発し、粉々となりました。

  • ズリル専用母艦

    • Weight26000 t
    • Pilotズリル

    第60話より登場した、ズリル長官専用の水中用大型母艦です。全長300メートル、重量26,000トン、飛行速度はマッハ4、水中移動速度は50ノット、潜行限界深度は2万メートル。マザーバーンとは異なり、フォルムは円盤状ではなく、蝙蝠のような翼を持つ生物的なデザインをしており、左右に3基ずつミディフォー発着口を備えています。艦首の右目部分が司令室となっていて(第69、72話ではその目からビームを発射しています)、ズリル司令船として本体と切り離して独立した行動も可能です。

    内部には研究施設やベガ獣の製造工場を備えています。前面部からはミサイルを、ズリル司令船の牙からはビームを、さらに口からも強力なビームを発射します。本体上部中央には火山を模した構造物があり、火山島に偽装して隠密活動を行います。火口には大型で伸縮式のレーダーが設置されており、ベガ獣の発進口にもなっています。

    本体は第69話で一度撃墜され、ズリル司令船だけで脱出しましたが、その後、第72話では同型艦が再建されたのか、元通りに復活しました。ズリルはこの艦でグレンダイザーに特攻をかけるも、果たせずに撃破されました。

  • マザーシップ(バレンドス専用母艦)

    • Weight35000 t
    • Pilotバレンドス

    劇場版『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』に登場したこの艦は、全長400メートル、重量35,000トン、飛行速度マッハ5の超大型葉巻型UFOです。バレンドス親衛隊長が座乗する母艦で、ミニフォーやコアコア他、3体の円盤獣を搭載しています。

    この艦はのっぺりとした外観をしており、普段は開口部が見当たらず、前後対称のデザインのため、どちらが艦首なのかを見分けるのが難しい特徴を持っています。

  • ダントス専用母艦

    • Pilotダントス

    ダントス防衛長官の専用円盤は、大型の円盤ですが、映像で見る限りマザーシップよりも二回りほど小さいです。外周の四方8箇所にビーム発射口を持ち、ミディフォー部隊を従えて出撃しています。ただし、この円盤が母船としての機能を持っているかは定かではありません。(第53話)

  • ブラッキー専用機

    • Pilotブラッキー
  • クイーンパンサー

    • Pilotルビーナ

    第72話に登場する、ルビーナの乗る宇宙船。星間航行の能力を持ち、2門のビーム砲で武装している。ズリル専用母艦と戦闘中のグレンダイザーの盾となって被弾し大破する。

  • ミニフォー

    • Height14 m
    • Weight130 t
    • Pilot--

    ベガ星連合軍の攻撃用の小型戦闘円盤で3人乗り。全長30メートル、全高14メートル、重量130トン、最高速度マッハ7。

    緑と青のツートンカラー。武装はミサイル(映像では未使用)とレーザー砲。機体前縁にはその発射口らしきものが6ないし8基(まれに10基)あるが、全砲口から一度に斉射されることはなく、最前部の2門から2連装での発射パターンがほとんどである。とはいえ他の発射口から(第1、5話ほか)、あるいは1門の発射口から一条の光線(第7、20話ほか)を撃ち出したりすることもある。また発射口も何も無い前部先端から一条のビームを発射する機体もいる(第7、36、37話ほか)。第3話では対地攻撃の際に、下面外周に並んだ発射口からも一条のビームを発射している。
    大量生産されており、ひとまとめにミニフォー軍団とも呼ばれ、毎回多数が出撃しては撃破されている。カラーリングの異なる偵察用(第33話)のほかに、よく似た外観の作業用の小型円盤もある(第20話ほか)。