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機体リスト
SD戦国伝 風林火山編

共收録 27 台の機体。
  • 武者荒烈駆主

    光の玉「アス」に選ばれた武者。「アス」とは「魔を断ち切る者」を意味し、その由来は「地球(アース)」にある。

    幼名は「荒五郎」。赤子の頃、二代目大将軍と闇皇帝の相討ちによる爆発の際に飛び散った光の玉と共に農丸に発見され、そのまま彼の養子となった。横井孝二版では、実は初代将頑駄無の隠し子だったというギャグが描かれている。再び動き出した闇軍団と戦うため、父・隠密副将軍の命を受け、三代目大将軍に力を与える光の玉を求めて旅立つ。

    「武神着装」によって、アスの玉が変化した武神の鎧を纏い、戦いに挑む。また、二代目将頑駄無から授かったバックパックにより、ケンタウロス形態に変形可能。この形態ではかつての精太同様、通常の30倍のスピードとジャンプ力を発揮する。専用武器「大目牙種子島(オメガタネガシマ)」は駄舞留精太の作であり、大将軍の「大目牙砲」を参考にして開発されたため、その名を冠している。

    闇軍団との決戦では、再度出現した闇皇帝に対して、三代目大将軍が「八紘の陣」を行使。その際、陣内に突入したことで見知らぬ地に飛ばされてしまうが、その後の物語は語られていない。

    武器 烈風丸/薙刀/大目牙種子島

    必殺技 銀河斬り

  • 武者風雷主

    光の玉「マキ」に選ばれた武者。「マキ」とは「翼を持つ者」を意味し、その由来は「水星(マーキュリー)」にある。

    元は猟師の息子で、団体行動を嫌い孤高を好む性格。疾風の仁宇の弟子であり、当初は荒烈駆主の誘いを断っていたが、師匠である仁宇の命令により頑駄無軍団に加入することとなる。

    感情が高まると額にスネークトップ(A2型のハイメガキャノン)が出現する特徴を持つ。また、マキの玉が変化した支援メカ・風雷王(G-ディフェンサーに似たデザイン)と合体することで波走機(ウェイブライダー)となり、さらに戦闘能力を向上させる。

    武器

    疾風丸、槍、長身砲(スマートキャノン)、スネークトップ

    必殺技

    乱れ撃ち

  • 武者江須

    光の玉「マー」に選ばれた武者。「マー」とは「勇猛なる者」を意味し、その由来は「火星(マーズ)」から。

    四天王の鎧を奉る四天神社の宮司の息子で、火炎の駄舞留精太の弟子。幼い頃から不思議な神通力を持ち、飛来したマーの玉をお守りとして持ち続けていた。

    「雷神着装」によってマーの玉が変化した「龍輪の鎧」を装備。龍輪の鎧は鬼破砲・爆動機と合体することで雷神号(Gクルーザーを思わせるデザイン)となり、さらに高い戦闘能力を発揮する。

    武器

    雷神剣、ナギナタソード、鬼破砲(キバホウ)

    必殺技

    稲妻返し

  • 武者百士鬼改

    光の玉「ビー」に選ばれた武者。「ビー」とは「平和をもたらす者」を意味し、その由来は「金星(ビーナス)」から。

    百士貴と玖辺麗の子であり、父の剣技と母の忍術を受け継いでいる。修行中に密林の摩亜屈から二刀流を学んだ経験を持つ。心優しい性格で、山火事から動物たちを守ろうとした際にビーの玉を宿すこととなった。

    ビーの玉が変化した天翔翼は、本人が装備するほか、父から授かった破守駄砲(バスターキャノン)と合体して対頭破砲(ツインバスター)となり、さらに強力な武器となる。

    武器

    百鬼ソード、破守駄砲

    必殺技

    乱れ爆撃

  • 武者砕虎摩亜屈

    光の玉「ジュ」に選ばれた武者。「ジュ」とは「巨大なる者」を意味し、その由来は「木星(ジュピター)」から。

    巨山の斎胡の弟であり、山賊時代には兄が仁宇に敗れたことに失望し、闇軍団へと走った。二代目大将軍と闇皇帝の相撃ちの際に光の玉を授かり目覚めかけたが、同時に暗黒のかけらに取り付かれ、闇軍団に残留していた。

    その後、天地城攻略作戦の最中、兄である斎胡との戦いで自分を取り戻し、元の姿に戻って頑駄無軍団に加入。後に元・巨忍軍の猛者たちを束ねる忍者となり、己の正義を貫いた。

    武器

    乱散破天鎚矛(ランチャーメイス)

    必殺技

    百殴り

  • 疾風の仁宇

    武者七人衆の一人、仁宇が龍王天の力を宿す風の鎧を纏った姿。本体は青を基調としたカラーに変化している。

    風雷主を弟子として従える。

  • 密林の摩亜屈

    武者七人衆の一人、摩亜屈が隼王天の力を宿す林の鎧を纏った姿。本体は青基調、または緑基調に変化している。

    修行のため家を出された百士鬼改を預かっている。

  • 火炎の駄舞留精太

    武者七人衆の一人、駄舞留精太が火炎天の力を宿す炎の鎧を纏った姿。本体は濃紺基調、または茶基調に変化している。

    江須を指南し、また天地城や大鋼の設計も手がけた。

  • 巨山の斎胡

    武者七人衆の一人、斎胡が光山天の力を宿す山の鎧を纏った姿。本体は紫基調、または紺基調に変化している。

    頑駄無軍団に復帰した弟・砕虎摩亜屈を自分の後継者と見なしている。

  • 三代目大将軍

    武者七人衆の一人、武者頑駄無が出世した姿。農民の子として育てられたため、民の心をよく理解しており、その優しい心は配下の武者だけでなく民衆からも深く慕われている。

    **太陽の軍配(タイヨウのグンパイ)**は翼のように展開し、**鳳凰剣(ホウオウケン)**に変形可能。また、「新星鳳凰(ネオフェニックス)」と合体することでフル装備状態となり、「超鳳凰(ハイパーフェニックス)」へと進化する。

    二代目大将軍と闇皇帝の相撃ちによって、頑駄無結晶(ガンダムクリスタル)が五つの光の玉として砕け散ったため、大将軍の持つ光の玉“サン”は輝きを失い、真の力を発揮できない状態にある。しかし、新生武者五人衆が集結し光の玉が覚醒したことで、その力を取り戻す。闇皇帝をその根源から断つため、荒烈駆主を過去の時代へ送り出す役割を果たした。

    武器

    閃光剣、太陽の軍配、鳳凰剣、巨大目牙砲(グレートメガキャノン)

    必殺技

    急降下攻撃(ヘルダイブ):急降下しながら巨大目牙砲を叩き込む。

  • 頑駄無副将軍

    武者七人衆の一人、農丸が出世した姿。隠密将軍、または頑駄無副将軍とも呼ばれる。

    頑駄無結晶を失い真の力を発揮できない兄・大将軍を補佐し、その役割を担っている。現在は自ら密偵活動を行うことは少ないが、直属の隠密・頑駄無組を指揮し、情報収集を進めている。

    彼の銃**忍砕魔種子島(シグマタネガシマ)**は、駄舞留精太が制作したもので、荒烈駆主に与えられた大目牙種子島の試作型にあたる。

    武器

    月光剣、忍砕魔種子島、仕込刀

    必殺技

    月光斬り(ゲッコウギり)、影縫いの舞

  • 二代目将頑駄無

    武者七人衆の一人、精太が出世した姿。

    頑駄無軍団の軍師であり、実質的なナンバー2を務める。愛馬「超緒羅四恩(スーパーオラシオン)」と合体して「麒麟児着装」となれば、そのスピードは音速をも超える。

    薙雷威銃(ナギライフル)は銃と薙刀の機能を持つ武器で、汎用性に優れる。また、厳戒の弓・邪滅の矢は先祖伝来の武具であり、これを用いて必殺技「邪滅破」を放つ。

    武器

    破邪顕正剣、薙雷威銃、厳戒の弓・邪滅の矢

    必殺技

    邪滅破

  • 頑駄無明王

    一族の守護神・不動明王の鎧を装着した二代目大将軍。戦死後、霊体となって現れる際にこの姿を取る。

    “天と地との合戦”に現れ、武者に頑駄無結晶を授ける。

  • 信玄頑駄無

    “天と地との合戦”において、武者に武田信玄の魂が乗り移った姿。兜飾りや各部の装飾が変化し、武者の武具に加えて軍配を装備している。

    この戦いの中で、頑駄無結晶を授けられ、実力を認められた武者は三代目頑駄無大将軍に出世する。

  • 謙信頑駄無

    “天と地との合戦”において、精太に上杉謙信の魂が乗り移った姿。兜飾りや各部の装飾が変化し、ケンタウロススペシャルの能力も健在である。

    この戦いにおいて実力を認められた精太は、二代目将頑駄無に推挙され、出世を果たす。

  • 御隠居頑駄無

    将頑駄無が引退した姿。水戸黄門をモチーフとしている。

  • 柳生農兵衛

    前大戦後に拾った赤子・荒五郎を育てるため、城下の長屋で暮らす際に取った世を忍ぶ仮の姿。

  • 若殺駆頭

    殺駆頭の息子。本来は心優しい若武者だったが、何者かから送られてきた「暗殺剣」を手にしたことで邪悪な性格に変わったという。頑駄無国への侵攻を画策し、それを咎めた父・殺駆頭を仮死状態に追いやり、闇軍団を率いるようになる。

    暗黒のかけらは胸部に装着されており、復活闇将軍の前立としての役割を持つ。

    頑駄無軍団との決戦の最中、隠密副将軍が彼の中に闇皇帝の気配を察知し狙撃。それを受けて倒れた際に呪縛が解かれ、正気を取り戻す。闇の支配から解放され光の力に目覚めた彼は、後に殺駆一族の忍者隊を束ねる忍者となり、己の正義を貫いていく。

    一方、コミック版「風雲録」では悪に支配されたまま天下統一編にも登場している。

    武器 暗殺剣(アンサツケン)、魔神銃(マシンガン)

  • 復活闇将軍

    若殺駆頭と暗黒四天王が持つ5つの暗黒のかけらを装着し、甦った殺駆頭。

    この姿は、闇皇帝が真の復活を遂げるための触媒に過ぎず、殺駆頭の意識は完全に失われ、再び闇皇帝に操られてしまう。

  • 武者漣飛威

    堂我一族頭領。堂我一族や騎忍軍団を率いる。和睦の際には荒烈駆主の剣術指南を務めるなど、頑駄無軍団とも良好な関係を築いていた。しかし、殺駆頭が死亡(実際は若殺駆頭によって仮死状態にされた)し、若殺駆頭が挙兵したと聞くと、その忠誠心から闇軍団へ参加することとなった。

    暗黒のかけらは両肩後部に装備されており、復活闇将軍の肩鎧となる。このかけらを介して、若殺駆頭や闇皇帝に操られることもある。

    武器

    裂光剣、火龍の槍、砕破雷威銃(サイバーライフル)

  • 武者璽悪

    巨忍一族頭領。巨忍一族や飛忍軍団を率いる。秘密の古文書から闇皇帝の正体を知り、まだ赤子だった荒烈駆主を狙う行動に出た。表向きは若殺駆頭に忠誠を誓っているが、その裏では依然として闇軍団の掌握を目論んでいる。

    暗黒のかけらは背中に装着されており、復活闇将軍の胸の鎧となる。

    その強い野心が災いし、「武神輝羅鋼編」では亡霊魔将として復活させられる運命を辿ることになる。

    武器

    隠刀、地獄邪悪砲(ヘルジャークホウ)

  • 武者忍剣舞風荒

    武者忍一族頭領。くの一衆や水忍軍団を率いる。若殺駆頭が幼い頃から文武両道の師範を務めており、そのため若殺駆頭に意見できるほぼ唯一の存在である。

    血の気が多い闇軍団にあって冷静沈着に状況を捉え、自軍が有利になるよう的確な判断を下す策士でもある。

    暗黒のかけらは、鬼爪(オーガクロー)が左腕に、紅蓮盾(グレンシールド)が右腕に装備されており、これらは復活闇将軍の両腕の武器となる。

    武器

    撃砕剣、鬼爪、紅蓮盾

  • 武者砕虎魔亜屈

    闇軍団を抜けた玖辺麗に代わる悪沈一族頭領。暗黒のかけらは胸と肩に装着されており、復活闇将軍の背中と足の鎧となる。

    光の玉の覚醒に伴い闇軍団から離反し、頑駄無軍団の新生武者五人衆に加わる。「武者砕虎摩亜屈」を参照のこと。

  • 古殺駆家老

    若殺駆頭の家臣である殺駆三家老。『武者七人衆編』に登場した殺駆三兄弟が出世した姿。

    闇軍団の重鎮として若殺駆頭を諫める立場にあるが、若殺駆頭には軽んじられており、その発言力はほとんど無いに等しい。