Follow Us

機体リスト
G-Saviour

共收録 9 台の機体。
  • Gセイバー無重力モード

    • Height18.7 m
    • Weight30.3 t
    • Pilotマーク・カラン

    ジョン・セイバー率いるセイバーチームによって開発されたGセイバーは、「オリジン」と呼ばれる素体に様々な外部ユニットを換装することで、あらゆる環境下に対応できる高性能モビルスーツ (MS) です。これはセイバーチームが元地球連邦軍出身であり、ブグの開発で培われた技術が反映されているためです。

    Gセイバーの特徴は、「オリジン」という素体に駆動機構を含む外郭装甲を装備することで、さまざまな環境に適応できる点にあります。そのため、「マルチプル・モビルスーツ」とも紹介されており、宇宙世紀0223年の時点で「宇宙戦用」「陸戦用」、そして「陸戦用」にホバーエンジンを装備したものなど、3種類の形態が確認されています。これらの形態への換装は専用のバレル状ハンガー内で全自動で行われるものの、そのシステムも機体同様高価であり、規格化は難しいとされています。

    Gセイバーの戦闘力と加速性能は非常に高く、議会軍の主力MSであるブグを遥かに凌ぐと評されています。しかし、その高性能さゆえに調整が難しく、軍事組織での制式化は難しい機体となっています。Gセイバーは、突出した能力を持つ反面、安定した総合性能が求められる軍用機には適していませんが、新しい技術のテストベッドとしては非常に優れた機体です。

    Gセイバーの装甲形状は、RGM-196 フリーダムの外装を改変したものが採用されており、内部部品の82%は同時代の現用MSのものを流用しています。

    Gセイバー・スペース(宇宙戦仕様)は、Gセイバー・オリジンに宇宙戦仕様の外郭装甲を装備したモードです。このモードでは、高出力スラスターや重量軽減処置が施され、宇宙空間での高い運動性と機動性を実現しています。背部と腰部の高出力スラスターと6枚のフォールディングフィンによって、無重力環境での高速性能と精密なコントロールが可能となっています。また、Gセイバー・スペースは大出力ロケットを用いた高加速MSであり、重量軽減のために腕部や脚部には装甲が施されていませんが、その分、機体の各部に搭載された推進機により優れた運動性を発揮します。

  • Gセイバー重力下仕様

    • Height18.2 m
    • Weight64 t
    • Pilotマーク・カラン, リード・フォックス

    Gセイバーは、地上やコロニー内部などの重力下での運用を可能にするために、オリジンに重力下用の装備を施した機体です。この機体には、白兵戦用のテラインモードと、テラインモードにホバー推進器を増設することで重力下での飛行を可能にしたホバーモードの2仕様が存在します。

    テラインモードは、重力下でのスムーズな動きを実現するために、補助ユニットを搭載した外装を装着したモードです。このモードは、MS同士の格闘戦を想定しており、スペースモードに比べて重装甲が施されています。特に、地球の激しい重力に耐えうるように設計されており、機動性の低下による格闘戦の増加を見越して、脚部を中心に装甲の強化が行われています。また、重力下での機動力を高めるために、脚部には補助歩行ユニットが装備され、各関節には補助駆動ユニットが取り付けられています。

    このような設計により、テラインモードは重力下での高い戦闘能力と機動性を実現しており、Gセイバーを地上戦やコロニー内部の戦闘に適した強力な機体としています。

  • Gセイバー重力下仕様 ホバー装備型

    • Height18.7 m
    • Weight56.8 t
    • Pilot--

    テラインモードにホバー推進器を装着した飛行タイプは、重力下での長時間飛行を可能にしたモードです。このモードでは、腰部両脇に装着されたプロペラントタンクによって、重力下における長時間の飛行が実現されています。

    ホバーモードは、重力下で低下した機動力を補うために、ホバーオプションを装備した形態です。腰部には巨大なプロペラントタンクが装備され、背面には大型ホバーユニットが搭載されています。このユニットにより、長時間の飛行が可能となり、V-TOL機のように空中での停止も可能です。さらに、ホバーノズルはフレキシブルに可動し、上昇や下降だけでなく、横方向への水平移動も自由に行うことができます。

    緊急時には、このホバーユニットのアタッチメントを強制的に排除し、陸上戦闘にも即座に対応できる設計となっています。スペースモードほどの機動力はありませんが、ホバーモードは重力下での運用において、優れた長時間飛行能力と柔軟な行動を可能にする機体です。

     

  • イリュージョン(Iセイバー)

    • Height18.5 m
    • Weight92.6 t
    • Pilot--

    セイバーチームによって制作された、セイバーシリーズの9番目の機体は、Gセイバーと同時期にセイバーチームの別の班によって開発が進められました。この機体は、パーツ換装によって汎用性を高めたGセイバーとは異なり、徹底的な軽量化を追求することで、宇宙空間での機動性と運動性を極限まで高めた無重力戦闘専用機です。

    無重力状態での使用を前提に設計されており、そのため宇宙空間においては、Gセイバーのスペースモードを凌駕する機動性を誇ります。この機体は、特定の環境で最大限のパフォーマンスを発揮するよう設計された、高度に専門化されたモビルスーツです。

  • フリーダム

    • Height17.01 m
    • Weight80.9 t
    • Pilotフランツ・ディーター

    型式番号:RGM-196

    旧連邦軍における後期の主力MSであり、RGMの形式を継承しているこの機体は、デザインを大河原邦男が手掛けました。30年以上にわたり主力兵器として活躍し、その信頼性からセイバーチームによる「セイバーシリーズ」の6番目の機体であるFセイバーのベースとしても使用されました。

    このMSは、宇宙世紀0223年の時点で原型機の初起動から既に30年以上が経過しており、現用機との性能差は顕著です。そのため「オールド・ドッグ」とも呼ばれています。しかし、フリーダムには長年の使用と多くのパイロットや整備員の声を反映させた信頼性と整備性の高さがあり、これが新型機にはない強みとなっています。また、基本設計が柔軟であり、推進器や電子機器は古臭いものの、優れたメカニックが手を入れれば高性能化させることが可能です。実際にセイバーチームは、このフリーダムをベースとした高性能カスタム機「Fセイバー」を開発することに成功しています。

    元々は軍用機であったフリーダムは、民間への払い下げやコマーシャルモデルの製造により、急速に普及しました。現在も民間では様々な目的に使用されています。

    外観は、現用機のブグとは異なり、ブロックを積み重ねたようなフォルムをしており、背部のランドセルには近接専用兵器であるビーム・サーベルを装備しています。主推進器は2基を装備しています。

    ガイアに配備されている機体の多くは、何年も整備されていないため、ジェネレーターの稼働出力が不安定となっていました。そのため、整備を施しても実戦に使える機体は40機にとどまり、その他の10機は出力が安定しないことから予備機として扱われました。さらに、本来搭載されていたビームシールドが実体型シールドに変更され、白兵戦用の武装であるビームサーベルが装備されていない機体や、肩パーツの色が違う機体も存在していました。設定画では白と紺色を基調とした配色ですが、本編では緑を基調とし、胴体が赤く塗られた機体が登場しています。

  • ブグ

    • Height16.4 m
    • Weight61.9 t
    • Pilot--

    型式番号:CCMS-03

    セツルメント国家議会軍の主力モビルスーツであるブグは、旧連邦軍時代にセイバーチームによって開発されたとされています。宇宙世紀221年に議会軍の主力MSとなったブグは、複雑な作業を必要とせず、あらゆる戦局に対応できる能力を持った理想的な機体と評価されています。

    ブグは旧連邦軍後期にフリーダムに代わって軍の主力となり、状況に応じて機体のオプションを変更することで汎用性を高めることに成功しました。その整備性、運用安定性、生産性の高さから、軍内部でも高い評判を得ています。これらの特徴から、ブグは宇宙世紀223年を代表する優秀なモビルスーツとして広く認知されています。

    旧地球連邦時代末期には、軍の異常体質が兵器開発の健全さを奪っていました。そんな閉塞的な状況を打破し、「当たり前の兵器」を作るために編成されたスペシャル・チームがセイバーチームであり、彼らの手によってブグは開発されました。ブグは非常に優れた設計を持ち、総合性能や取り回しの良さで他のモビルスーツを凌駕するとされています。

    しかし、ブグの開発において用いられた技術には特別なものはなく、セイバーチームは冒険を避け、現行の技術を絶妙なデザインで組み合わせることで高いポテンシャルを引き出すことを目指しました。実績のある部品を多用することで整備や兵站の負担を軽減し、主武装には破壊力の大きいビームライフルだけでなく、実体弾式の機関砲も採用されました。このような設計思想により、ブグは現場の兵士たちに大いに歓迎され、将兵の相棒として広く使用されることとなりました。

    ブグの基本的な状態は「陸戦モード」と呼ばれる装備状態であり、地球上やセツルメント内部などの重力下環境で主に運用されています。必要に応じて推進器を追加装備することで、さまざまな状況に適応し、活動することが可能です。

  • MSレイ

    • Height19 m
    • Weight43.6 t
    • Pilot--

    型式番号:CAMS-13

    MWレイを指揮官用として有人仕様に改良した機体がMSレイです。MSレイとMWレイは、有人仕様か無人仕様かという違い以外は、同一の武装と性能を持っています。また、外観的なデザインにも差はなく、両機は見た目では区別がつかないように設計されています。このデザインは、本編製作時にアメリカのスタッフによって書き起こされたものが基になっています。

  • MWレイ

    • Height18.7 m
    • Weight43.5 t

    型式番号:CAMW-13

    議会軍の無人兵器開発計画によって開発された機体。コックピット部分に人工知能が搭載されている。無人機として長時間の運用が前提となっているため、プロペラントタンクが標準装備されている。

  • グッピー

    • Height18.29 m
    • Weight23 t
    • Pilot--

    MMS-DS209

    この水中用MSは、民間作業用として開発され、議会軍から認可を受けた民間組織の海底作業用機体です。主に沈没船のサルベージや深海農場での作業に使用されることを目的としており、戦闘用の装備は持っていません。腕部は作業内容に応じて交換可能で、さまざまな作業に対応できるようになっています。

    このMSは深海での作業を主な目的としているため、地上での動きは非常に制限されており、歩行程度の動作しかできないよう設計されています。

    本編中には登場していないものの、このMS、通称「グッピー」は水中を巡航する際に腰部が背中側に折れるように変形可能で、潜水艦のような形状になります。この形状変化により、水中での水圧抵抗が減少し、効率的な巡航が可能です。