サメ型宇宙戦艦から変形する青い勇者。一人称は「俺様」。自ら宇宙海賊を称し、主であるイーターを「船長」と呼ぶ。初登場回での名乗りを含め、豪快な一挙手一投足が目立つ一方で、合理的かつ理知的な面も備えており、主にボケ役に回るイーターに対してツッコミを入れるなど、彼に対してノリの良い反応を示すことも多い。
パワーストーンは金色で、地球ではなく月面に隠されていた。キャプテンシャークは、他の8体の勇者すべてが悪人の手に渡るという最悪の事態を想定して用意された、いわば安全装置の役割を担っていた。そのため、パワーストーンの発見に繋がるヒントや、その存在にまつわる記憶は他の勇者たちにはなく、彼らがキャプテンシャークと初めて遭遇した際には、未知の存在として認識された。作中での復活の経緯も、ワルターが月面へ飛ばされたことがきっかけとなり、ほとんど想定外の形での出来事であったが、復活直後からワルターとは意気投合し、彼の意を汲んでタクヤたちの旅を助けるべく行動することとなる。
キャプテンシャークは、アドベンジャーと同様に単体で合体ロボ並みの巨躯を有し、他の勇者たちが苦戦する敵も難なく圧倒するほどのずば抜けた戦闘能力を持つ。さらに、敵からの集中砲火を受けても涼しい顔をしており、内部にいるシャランラやカーネルにも外の状況が気取られないなど、耐久力も非常に高い。ロボット形態の右目は、アイパッチを模したゴーグルに覆われており、必殺技を繰り出す際にはターゲットスコープとしても機能する。また、艦底から履帯を展開することで、地上走行に対応した第3の形態・バトルタンクモードにも変形できる。