連合地球暦192年(西暦2300年)、謎の宇宙生命体「ラダム」が突如として地球に来襲。
人類の宇宙進出の夢を懸けて作られた軌道エレベータ基地・オービタルリングを瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。地球製兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣と、ラダム獣を遥かに凌ぐ戦闘力を持つ謎の仮面の「超人」…。唯一対抗し得る兵器であるオービタルリングのレーザー砲を奪われ、全ての宇宙船が破壊されてしまった人類にはそれらに対抗する術がなく、その侵攻をただ黙って耐えることしかできなかった…。
そんなある日、地球上のラダム獣やそれらが変態し地上に根付いたラダム樹の調査・分析をしていた外宇宙開発機構クルーのノアル・ベルースと如月アキの前に、正体不明・記憶喪失の青年が天から墜ちてくる。2人に保護された青年は、目覚めるなり、宇宙に飛び立てるスペース・シップを要求。地球に残された最後の宇宙船・ブルーアース号を無断で操縦し、ノアルとアキも巻き込み、ラダムが跋扈する宇宙へ飛び立ってしまう。
そのあまりの無謀ぶりから「D(デンジャラス)・ボウイ」とノアルに名づけられた青年は、2人の目の前でラダムの尖兵と酷似した超人・テッカマンブレードに変身。人類が手も足も出なかったラダム獣を事もなく打ち砕いてみせた。外宇宙開発機構のチーフであるハインリッヒ・フォン・フリーマンは、Dボウイを仲間に加え、組織をスペースナイツとして再編。地球連合軍とは別にラダムとの戦いを開始。
だが、ラダムから地球を守る戦いは、Dボウイにとって、重く激しく、罪を背負った悲しい戦いでもあった。