- Height34.3 m
- Weight84.8 t
異星人勢力「フューリー」が保有する人型機動兵器。フューリーの軍事部門である「フューリア聖騎士団」によって運用される事から「騎士機」の別名でも呼ばれ、その称号と合わせて「騎士機ラフトクランズ」とも称される事もある。
機体名称のラフトクランズとは、「Raft=いかだ」と「clans=氏族」を組み合わせた造語。地球側からは「ソーン(いばら)」のコードネームで呼ばれている。
フューリーが母星から脱出する切っ掛けになった大戦の時代(Jでは46億年前、OGシリーズでは数千年前)から運用されている地球の兵器からすれば世代的には型遅れともいえる機体であるが、その性能は地球側の最新兵器をも凌駕する。
ある程度生産されてはいるが新造されておらず、フューリーに於いては部隊を預かる指揮官クラスの騎士に与えられる。それ以外の例外として幹部であり騎士以外の所属のトップである「士長」も搭乗が認められている。
また、ガウ=ラ・フューリアの各装置を起動・停止させる為の鍵としての機能も持ち、それぞれの機体が碇や帆先など船の各部位に対応したシステムを制御する。
最大の特徴として、天上物質「エイテルム」を核とした時間兵器「ラースエイレム」を搭載している事が挙げられ、これによって一定時間、機体周辺の時間を停滞・停止させるステイシス・フィールドを発生させる事が可能。
しかし、ラースエイレムを使用する為にはエネルギーチャージが必要であり、またエイテルムもラースエイレムを使用する毎に劣化していく欠点を持つ。
また、戦闘で使用すれば絶大な戦果を約束されるが、騎士達はこの装備を「相手を一方的に嬲る卑劣な武器」であると位置づけており、皇族の許可無しに使用する事を禁じている(Jに於いてはこれらデメリットは設定されておらず、ラースエイレムの使用デメリットもほぼ皆無だった)。