
- Height21.9 m
- Weight65.5 t
- Pilotエクセレン・ブロウニング
スーパーロボット大戦に参戦する作品
型式番号:PTX-007-03UN
ヴァイスリッターがパイロットのエクセレン・ブロウニングごとアインストに連れ去られ、アインストの物質によって変異・強化された機体。
外見だけでなく中身も大きく変化しており、そのほとんどが解析不能な状態となっている。装甲はアインストクノッヘンに似た白骨状および爪状のパーツに変異し、フレームはアインストグリートに似た蔓(つる)状の構造で構成されている。テスラ・ドライブ・スラスターも変化し、背部には悪魔のような蝙蝠翼のウイングが備わり、これにより超高速での悪魔的な機動力を発揮する。武装は、オクスタン・ランチャーが変異した「ハウリング・ランチャー」を装備している。
初搭乗時は、アインストに洗脳されたエクセレンが機体を駆っており、敵として登場する。アルトアイゼン・リーゼのパイロットであるキョウスケ・ナンブがリボルビング・バンカーで機体中央部の赤い宝玉(アインストの洗脳装置)を破壊したことでエクセレンの洗脳が解かれる。その後、ヴァイスリッターは変異したままエクセレンの機体として運用される(OGシリーズではアインストの思念から完全に解放された後も使用される)。
機体はその構成部品が全て別の物質に置き換えられており、理想的な「模擬人体」として設計されている。しかし、生体部品ではなく、無機物で有機的な構造を再現したものとなっている。特に蔓状の部分は非常に柔軟で、人型機動兵器や人体では不可能な方向にも容易に動かすことができる。
「ライン・ヴァイスリッター」という名称はドイツ語で「純粋な白騎士(意訳では『純白の騎士』)」を意味するが、その姿は名前とは裏腹に禍々しく変貌している。この変貌は、第三者である古の者たちによって強化された結果であり、その「純粋」さは皮肉的な意味を含んでいる。
アニメ『ジ・インスペクター』では、この変貌の過程がエクセレンとともに詳細に描写されている。ペルゼインと触手で接続された状態で捕らえられ、エクセレンの変貌に伴い意思を持ったかのように機体が駆動。目つきが鋭くなり、額にはクリスタルが出現。コクピット部分はエクセレンを取り込む形で赤い球体へと変化していた。