- Height20.5 m
- Weight39.1 t
- Pilotガイアセイバーズ兵
型式番号:RAM-013
DC戦争を経て、その優れた生産性に加え、テスラ・ドライブの標準装備による高い空戦能力と機動性、装備や改修次第ではあらゆる局面に対応出来る拡張性の高さ等から、L5戦役以降における地球連邦軍の主力量産機の座は、リオンを始めとする「リオンシリーズ」が採用される事になった。だが、エアロゲイターやインスペクター、修羅といった外宇宙及び異世界からの勢力を相手にした戦いでは、リオンはおろかリオンシリーズ全体が次第に力不足となっていく事態となり、更にイスルギ重工のライバル会社であるマオ・インダストリーが新型のパーソナルトルーパーの開発に加え、ヒュッケバインシリーズの量産化に成功させる形で巻き返してきた結果、次第にリオンシリーズの立場は危うい状況となっていた。この事態を重く見たイスルギ重工の社長ミツコ・イスルギは、リオン及び上位機種のガーリオンのバージョンアップ型と言える新型アーマードモジュールの開発を計画。その先駆けとして開発される事になったのが、リオンの直接的な後継機となる本機である。
リオンの直接的な発展型として開発されただけあって外見も似ているが、全体的な性能はリオンよりも大幅に向上しており、両肩部に増設されたブースターだけでなく脚部を始めとする機体各部にも追加されたサブスラスターによって、特に機動性や運動性に関しては、リオンの上位機種とされたガーリオンをも凌駕する物となっている。操縦性に関しても、従来のリオンから大きく変更されてはいない模様で、既にリオンに乗り慣れているパイロットであっても容易に機種転換が可能となっている。一方、腕部に関してはレールガンやミサイルによる固定武装がオミットされ、ガーリオンやパーソナルトルーパーと同じマニピュレーターへと変更。これによって、従来のリオンシリーズのみでなく、一部のパーソナルトルーパーの手持ち武装も運用可能としている等、汎用性が大きく向上しており、従来のリオンシリーズと比較した場合でもますます人間に近づいてきている。更には、後述の追加装甲で偽装を施した形態であるマスカレオンからも分かる通り、リオン程では無いがある程度の拡張性も備えている。武装面に関しては、「アサルトブレード」や「バースト・レールガン」といったガーリオンも使用していた手持ち武装を標準装備する他、固定武装として機体のバックパックのコンテナに小型誘導ミサイルの「キャスク・ミサイル」と、大型誘導ミサイルの「AHWGMランチャー」の二種類のミサイル兵器が装備されている等、高い火力を備えている。後に、「プロジェクトTD」のデータに反映させる形で開発されたサイリオンにも装備されていた「ボックス・レールガン」も装備している。
主力量産機となっていたリオンの後継機として申し分無い機体として完成し量産体制も整った後、『封印戦争』の時期には地球連邦政府大統領の直属部隊となるガイアセイバーズへと優先的に配備される事になっているが、戦争終結後にガイアセイバーズの実態が明るみになり解体された後は地球連邦軍にも配備され、ガーリオンの後継機であるガレリオンやサイリオンと共に地球連邦軍の新たな主力機として活躍する事になっている。
なお、名称の「レリオン」は「リファイン・リオン」の略で、「リファイン」は英語で「洗練」を意味する。