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シズラー黒

シズラー黒

シズラーは量産型マシーン兵器であり、ガンバスターとは異なり分離合体機構を持たず、基本的に1人乗り仕様となっている。装甲や機体構造もガンバスターほど強靭ではなく、木星を3万分の1に圧縮した環境下では圧壊寸前に追い込まれる描写もあった。それでも従来のマシーン兵器を遥かに上回る性能を誇り、銀河中心殴り込み艦隊の主力として採用された。

部隊ごとに異なる仕様として、シズラー黒・白・銀の3タイプが存在する。これらは光波メッキを施すことで、亜光速移動時に発生するエーテル衝撃波を最小限に抑えるための処置である。しかし、それでも宇宙怪獣の近衛師団には歯が立たず、銀河殴り込み作戦では1万機以上が撃破される被害を受けた。

『トップをねらえ2!』後の時代では、再び宇宙軍の主力兵器として運用されている。名称の由来は、製作スタッフが幼少期に憧れたマテル社の電動ミニカー「シズラーカー」にちなむもので、黒・白・銀のカラーバリエーションもその商品展開を反映している。レストランチェーン「シズラー」から取られたという説もあるが、日本への展開は1991年以降のため誤解である。頭部デザインは映画『ガメラ対大悪獣ギロン』に登場した宇宙ギャオスをモチーフとしている。

また、開発プロジェクト承認コード「NCC-1701DACBE」は、特典映像「シズラープロジェクト」で開発主任役を演じた大塚芳忠が『新スタートレック』のデータ少佐の声優であることに由来し、エンタープライズの登録番号「NCC-1701」と歴代艦の末尾アルファベットを組み合わせたものとなっている。

さらに『トップをねらえ! NeXT GENERATION』では、ユング・フロイト専用のシズラー黒改が登場。外装をガンバスター風に改修した機体で、銀河連邦初代大統領となったユングに代わり、太陽系絶対防衛戦時のデータを基にしたタカヤ・ノリコとオオタ・カズミのクローン体がパイロットとして搭乗し、シリウス迎撃艦隊に配備された。

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