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ガンバスター

ガンバスター

第四世代超光速大型宇宙船技術の結晶であり、主人公タカヤ・ノリコを鍛え上げたオオタコーチの心を体現する存在。それが、超光速万能大型変形合体マシン兵器「ガンバスター」である。汎用性を重視して設計されており、バスターマシン1号・2号に分離合体する機能を持つ。多数の武装を備えるだけでなく、パイロットの「努力」と「根性」によって無敵の力を発揮するのが特徴。200m級の巨体を生かした肉弾戦も可能である。

元々はバスターマシン3号の直衛機として試作された機体で、宇宙怪獣との戦力差を覆すため極めて強力な能力が与えられたが、それを扱いきれるパイロットは限られていた。作中に登場するのは壱号機のみで、弐号機以降の存在は確認されていない。

動力には縮退炉を搭載。単体でも強力だが、合体時には2基を連結・同調させることで、通常の兵器では不可能な規模のパワーを無理やり発揮する構造となっており、合体機構はそのために導入されている。

基本姿勢は直立して腕を組むポーズで、パイロットが乗っていなくてもその姿勢を保つ。内部には心臓や肋骨のような構造が確認されているが、詳細は不明。脚部には履帯が格納されており、強靱な機構はバスターマシン3号の中核として木星を3万分の1に圧縮した高重力下でも稼働可能であった。

建造は第5話以降に完成。2人乗り仕様が本来の形であり、合体変形を前提とした設計になっている。第4話時点では未完成で、ノリコが単独で操縦、稼働限界は10分程度だった。その後、修理や改修が行われ、1号機側パイロットは機体の主制御、2号機側パイロットは動力や火器管制、作戦指揮を担当する形に整備された。コックピットは脱出ポッドも兼ねており、合体時には両胸部へ移動するほか、右手からの出入りも可能。

2032年7月23日、火星沖会戦で未完成状態のまま初陣を飾り、同年8月15日には完成形として太陽系絶対防衛戦に参加。2048年7月7日、カルネアデス計画最終段階(神壱号作戦)にて縮退炉を用いバスターマシン3号を起爆、離脱するも未帰還となる。しかし相対性理論の影響で1万2千年後の西暦14292年に地球へ帰還。2名のパイロットは脱出ポッドで生還したが、ガンバスター自体は大破した状態で宇宙に放棄された。

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