Follow Us

機体リスト
トップをねらえ!

共收録 6 台の機体。
  • ガンバスター

    • Height240 m
    • Weight9800 t
    • Pilotタカヤ・ノリコ, アマノ・カズミ

    第四世代超光速大型宇宙船技術の結晶であり、主人公タカヤ・ノリコを鍛え上げたオオタコーチの心を体現する存在。それが、超光速万能大型変形合体マシン兵器「ガンバスター」である。汎用性を重視して設計されており、バスターマシン1号・2号に分離合体する機能を持つ。多数の武装を備えるだけでなく、パイロットの「努力」と「根性」によって無敵の力を発揮するのが特徴。200m級の巨体を生かした肉弾戦も可能である。

    元々はバスターマシン3号の直衛機として試作された機体で、宇宙怪獣との戦力差を覆すため極めて強力な能力が与えられたが、それを扱いきれるパイロットは限られていた。作中に登場するのは壱号機のみで、弐号機以降の存在は確認されていない。

    動力には縮退炉を搭載。単体でも強力だが、合体時には2基を連結・同調させることで、通常の兵器では不可能な規模のパワーを無理やり発揮する構造となっており、合体機構はそのために導入されている。

    基本姿勢は直立して腕を組むポーズで、パイロットが乗っていなくてもその姿勢を保つ。内部には心臓や肋骨のような構造が確認されているが、詳細は不明。脚部には履帯が格納されており、強靱な機構はバスターマシン3号の中核として木星を3万分の1に圧縮した高重力下でも稼働可能であった。

    建造は第5話以降に完成。2人乗り仕様が本来の形であり、合体変形を前提とした設計になっている。第4話時点では未完成で、ノリコが単独で操縦、稼働限界は10分程度だった。その後、修理や改修が行われ、1号機側パイロットは機体の主制御、2号機側パイロットは動力や火器管制、作戦指揮を担当する形に整備された。コックピットは脱出ポッドも兼ねており、合体時には両胸部へ移動するほか、右手からの出入りも可能。

    2032年7月23日、火星沖会戦で未完成状態のまま初陣を飾り、同年8月15日には完成形として太陽系絶対防衛戦に参加。2048年7月7日、カルネアデス計画最終段階(神壱号作戦)にて縮退炉を用いバスターマシン3号を起爆、離脱するも未帰還となる。しかし相対性理論の影響で1万2千年後の西暦14292年に地球へ帰還。2名のパイロットは脱出ポッドで生還したが、ガンバスター自体は大破した状態で宇宙に放棄された。

  • バスターマシン1号

    • Weight4600 t
    • Pilotタカヤ・ノリコ

    ノリコが搭乗する機体で、主な役割は制宙戦闘。高い攻撃力と機動力を誇り、ガンバスター合体時には上半身を構成する。パイロットはモーションコントロールを用いて、全身の動きを反映させる形で操縦する仕組みとなっている。

    主な武装は4連装の冷線砲、パルスレーザー砲、そしてバスターミサイル。第5話で描かれた地上発進シーンは映画『宇宙大戦争』に登場するスピップ号をモチーフとしており、通常のロケットのように垂直発進する演出が採用されている。

  • バスターマシン2号

    • Weight5200 t
    • Pilotアマノ・カズミ, ユング・フロイト

    カズミ、もしくはユングが搭乗する機体で、偵察や戦闘管制を主な任務としている。強力な電子・光学系の兵装を備え、ガンバスター合体時には下半身を形成し、火器管制や各種システムの制御を担当する。

    主な武装は全周囲熱線砲、パルスレーザー砲、そしてバスターミサイル。第5話で描かれた地上からの発進シーンは映画『地球防衛軍』に登場するα号をモチーフとしており、通常の航空機と同じく滑走路を利用して離陸する描写となっている。

  • ヱクセリヲン

    • Height1680 m
    • Weight27779000 t
    • Pilotタシロ・タツミ

    地球帝国宇宙軍第七艦隊に所属する第四世代航宙艦で、一等宇宙戦艦に分類される。2016年に「江計画」として建造が始まり、るくしおんの轟沈を受けて対宇宙怪獣戦を想定した大型艦として設計が変更され、2022年に進宙した。建造中の仮称は「111号艦」。船体は日本重化学工業企業共同体(G・M・W)が担当し、主機関である航宙用縮退炉はウェスチングハウス社が製造した。

    船体は楔形のリフティングボディ構造を採用。マシーン兵器発進用の展開式カタパルト6基に加え、ガンバスター専用の第7ハッチを備えるなど、当初からトップ部隊の運用を前提に設計されている。また、各部に多数の武装を格納。艦内移動のために左右両舷には「ヱクセリヲン高速鉄道」と呼ばれる鉄道が敷設され、さらに元素転換技術を応用した高度なリサイクルシステムによって、恒星間航行中でも新鮮な寿司やスイカを供給できるなど、居住性も飛躍的に向上していた。

    進宙後は第七艦隊旗艦としてペルセウス腕方面へ出撃し、宇宙怪獣の探索にあたったが、リーフ64会戦や火星沖会戦で艦隊は大きな損耗を受け、地球に帰還できたのは本艦とガンバスターのみだった。2032年に廃艦処分となったものの、同年8月15日に実施された太陽系絶対防衛線作戦でブラックホール爆弾として使用され、自沈。その際に発生したブラックホールは、『トップをねらえ2!』に登場するブラックホール・エグゼリオへと繋がっている。

    なお、その高い汎用性から、後に結成された銀河中心殴りこみ艦隊には、ヱクセリヲン級の同型艦をはじめ、ツインヱクセリヲン級やスーパーヱクセリヲン級といった派生型が多数投入された。

  • ヱルトリウム

    • Pilotタシロ・タツミ
  • シズラー黒

    • Height130 m
    • Weight2900 t
    • Pilotユング・フロイト

    シズラーは量産型マシーン兵器であり、ガンバスターとは異なり分離合体機構を持たず、基本的に1人乗り仕様となっている。装甲や機体構造もガンバスターほど強靭ではなく、木星を3万分の1に圧縮した環境下では圧壊寸前に追い込まれる描写もあった。それでも従来のマシーン兵器を遥かに上回る性能を誇り、銀河中心殴り込み艦隊の主力として採用された。

    部隊ごとに異なる仕様として、シズラー黒・白・銀の3タイプが存在する。これらは光波メッキを施すことで、亜光速移動時に発生するエーテル衝撃波を最小限に抑えるための処置である。しかし、それでも宇宙怪獣の近衛師団には歯が立たず、銀河殴り込み作戦では1万機以上が撃破される被害を受けた。

    『トップをねらえ2!』後の時代では、再び宇宙軍の主力兵器として運用されている。名称の由来は、製作スタッフが幼少期に憧れたマテル社の電動ミニカー「シズラーカー」にちなむもので、黒・白・銀のカラーバリエーションもその商品展開を反映している。レストランチェーン「シズラー」から取られたという説もあるが、日本への展開は1991年以降のため誤解である。頭部デザインは映画『ガメラ対大悪獣ギロン』に登場した宇宙ギャオスをモチーフとしている。

    また、開発プロジェクト承認コード「NCC-1701DACBE」は、特典映像「シズラープロジェクト」で開発主任役を演じた大塚芳忠が『新スタートレック』のデータ少佐の声優であることに由来し、エンタープライズの登録番号「NCC-1701」と歴代艦の末尾アルファベットを組み合わせたものとなっている。

    さらに『トップをねらえ! NeXT GENERATION』では、ユング・フロイト専用のシズラー黒改が登場。外装をガンバスター風に改修した機体で、銀河連邦初代大統領となったユングに代わり、太陽系絶対防衛戦時のデータを基にしたタカヤ・ノリコとオオタ・カズミのクローン体がパイロットとして搭乗し、シリウス迎撃艦隊に配備された。