
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第1話から登場。役割は防衛参謀。光線銃に変形する(なおトランスフォーマー マスターピース版の説明書には「レーザーバルカン」と表記されている。)。声を担当したのは英語版がコーリー・バートン、日本語版が島香裕。上半身だけ、または下半身だけロボットモードにする中間形態も存在するが、劇中では披露していない。
メガトロン/Megatronに絶対の忠誠を誓い、セイバートロンの留守を預かる。メガトロンも忠勇無双かつ己が分を弁えた軍人の鑑と考えている。サンストームらジェットロン部隊や非変形の部下を率いてセイバートロンをほぼ制圧していた。
テックスペックによると、あらゆる周波数の電磁波を致死性レーザーに変化させる能力とホログラム映写能力を持ち、エネルギー消費の多さをカバーするために核燃料を摂取している。手持ち武器は専用のビームガンで、自身のガンモードを模している。左手がレーザー砲になっており、そこから通常のレーザーや当たった物体を消滅させるレーザーを放つ。ガンモードではメガトロンと異なり自力で浮遊が可能で、ガンモードに変形した状態でブルーティカス/Bruticusに使用されたことも。また、座右の銘に「軽はずみな行動よりも明晰な思考を先行させよ(Clarity of thought before rashness of action.)」とあるよう論理に重きを置く反面、冷酷で感情に疎い性格をしている。
メガトロンへの忠義に厚いという点では、野心家であり、デストロン軍団のボスの座を狙うスタースクリーム/Starscreemとは対照的だが、そういった上昇志向の違いから、セイバートロン星ではスタースクリームの行動に振り回されたり、怒りを買ってしまうシーンも目立つ。
『ザ・ムービー』ではユニクロン/Unicronの襲撃の際、迎え撃とうとするが、以後国内外ともにアニメには登場しておらず、戦死したという見方もある。
マーベルコミックではテックスペックの「論理に重きを置く」という設定を踏まえて自分こそリーダーに相応しいと考えている策謀家であり、アニメと逆にメガトロンと敵対し、刺客としてアニマトロンを送り込んだこともある。
IDWコミックでは戦前はヒューマノイド型の外見であり、当時セイバートロン星を支配していた評議会の議員であったことが明かされる。当時、ほとんどの議員がオルトモードによって個人の人生を位置づける「機能主義」を掲げて人種差別や格差社会を招いていた中、その腐敗政治を一掃しようと尽力するも敗れ去り、頭部や両腕を機能の劣るパーツに変えられるエンプラータ/empurataに大脳モジュールへ直接洗脳処置を施すシャドウプレイ/Shadowplayを受けてしまい、現在の姿と「論理に重きを置く」性格に変わってしまったらしい。
ドリームウェーブ社のコミックでは、セイバートロン星でウルトラマグナスと結託して指揮権を握っているストーリーがある。