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機体リスト
機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-

共收録 9 台の機体。
  • ブラックサレナ

    • Height8 m
    • Pilotテンカワ・アキト

    劇中で最初は異形の謎の機体として現れるが、その正体は全高約6mのアキト専用カスタムエステバリスに追加装甲と高機動ブースターを装備した、全高8mの専用機である。名称は黒百合に由来し、花言葉には「恋」や「呪い」が含まれる。

    この機体は単独での極秘任務を想定して設計されており、戦闘力は通常のエステバリスを大きく凌ぐ。重装甲によってエステバリスとは識別が困難になっており、脚部は大型スラスターユニットに換装され、両肩の展開式スラスターバインダーをはじめ、各部に多数の姿勢制御ノズルを搭載することで、高機動かつアクロバティックな動作が可能となっている。

    武装は抑えめで、基本的に両腕に装備された2門のハンドカノンが主力。さらに、テールバインダーにはマジックハンドが内蔵され、先端のツメはアンカークローとして機能する。

    外付けの高機動ユニットにより、汎用性も確保されている。

  • スーパーエステバリス

    • Pilotタカスギ・サブロウタ

    タカスギ・サブロウタが搭乗した機体で、TV版でアカツキが使用していたエステバリスの改良型にあたる。
    出力と武装が強化され、フェイス部はカメラやセンサー類を保護するためのバイザーで覆われている。
    実験艦ナデシコBの兵装を補助する目的もあり、通常より火力が高められている。主武装はミサイルポッド2基、肩部連射式キャノン2基に加え、機体出力の強化によりレールガンの装備も可能。重力波受信アンテナは小型2枚、大型1枚を備え、量産型と同仕様となっている。

  • エステバリスカスタム(リョーコ機)

    • Height8.23 m
    • Weight1.3 t
    • Pilotスバル・リョーコ

    スバル・リョーコたち旧ナデシコエステパイロット3人が搭乗していた機体。
    統合軍に配備された量産型エステバリス2では性能不足を感じたライオンズ・シックル隊隊長スバル・リョーコの発案により、現地改造で誕生したカスタムフレームである。量産型アンテナを2セット搭載し、出力を大幅に強化したが、その反面操作性がピーキーになり、エースパイロット専用機となった。
    イズミ機とヒカル機は、蜥蜴戦争当時の機体と同じ頭部形状とカラーリングを持つ点を除けば、性能はリョーコ機とほぼ同一。重力波受信アンテナは小型4枚、大型2枚を装備。高出力を活かし、量産型では装備できないレールガンの運用が可能となっている。

  • ナデシコB

    • Height300 m
    • Pilotホシノ・ルリ

    地球連合宇宙軍第四艦隊所属の新造試験戦艦で、ナデシコ級第2世代型宇宙戦艦。全長は300メートルで、艦長はホシノ・ルリ少佐。中枢コンピュータにはナデシコAと同じくオモイカネを搭載している。
    IFSをさらに発展させた「ワンマンオペレーションシステムプラン(一人一戦艦計画)」の実験データ収集艦として建造され、オペレーターは多数乗艦しているものの、実際にはルリとオモイカネだけで運行可能。乗員の大半はデータバックアップなどの補助任務を担っている。試験艦ながら、ルリの指揮のもと多くの事件を解決してきた。
    推進機関は相転移エンジン2基と核パルスエンジン4基を搭載し、ナデシコA以上の高出力ディストーションフィールドを展開可能。主武装はグラビティブラスト1門のみで、これは本艦があくまでデータ収集を目的としていること、そして後継艦ナデシコCの設計思想に由来している。

  • ナデシコC

    • Pilotホシノ・ルリ

    ネルガル重工の月ドックで秘密裏に建造された、ナデシコ級第2世代型宇宙戦艦の最新鋭艦。艦長はナデシコBに続きホシノ・ルリ少佐で、スーパーコンピュータ・オモイカネも引き続き搭載している。
    ナデシコBやユーチャリスで得られた実験データを基に改良され、ワンマンオペレーションシステムプランの完成形へとさらに近づけられた。A級ジャンパーの存在は必要とするものの、単独でのボソンジャンプが可能。
    最大の特徴は、最新鋭のセンサーと通信機により、あらゆるシステムへのアクセスが可能なこと。3本に増設された重力ブレードは、ディストーションフィールドの強化に加えて重力波通信機能を向上させ、敵システムへの侵入・制御・掌握を実現する。これらの技術にはCCの情報解析システムが応用されており、ルリとオモイカネの存在によって火星全域のシステム掌握という離れ業も成し遂げられた。
    武装はナデシコBと同じくグラビティブラスト1門のみだが、それは本艦ではこの砲が副次的な役割しか持たないためである。牽制として発射した頃には敵システムを完全掌握し、戦闘が終わる設計思想のため、過剰な火力は不要とされた。将来的には相転移エンジン強化や相転移砲の搭載も視野に入れられている。

  • 夜天光

    • Pilot北辰

    「火星の後継者」が運用する機動兵器で、北辰が搭乗した機体。専用機ではなく、主に上級指揮官が使用するタイプである。

    機体色は鮮血のような赤で、主武装は錫杖とミサイルポッド。腰部2基、後頭部から背部にかけた可変バインダーノズル1基、両肩の回転ターレットノズルなど、多数のブースターを備え、変則的な軌道を描く「傀儡舞」と呼ばれる機動が可能。

    ジンシリーズを小型化・発展させた設計で、中距離ボソンジャンプを回数制限付きで行える。そのため脚部スラスターは燃料式を採用。高い性能を持つため、使用できるのは北辰を含むごく少数の指揮官やエースパイロットに限られている。

  • ステルンクーゲル

    • Height7 m
    • Pilot--

    劇場版に登場。木連とクリムゾングループの技術提携により開発された機動兵器で、統合軍が正式採用。全高7m。

    両脚部の大型重力波ユニットは、エステバリスを凌ぐ高出力と高機動を誇る。エステバリスとの違いはその操縦方法にもあり、IFSではなく、より学習機能が発達したコンピュータが基本操作を行う「Easy Operation System」を採用。ナノマシン埋め込みを忌避する地球出身者には好まれている。また、重力波アンテナも有しておらず、木連無人兵器の大出力ジェネレータを改良したものを搭載している。

    標準武装はハンドレールガン×1。兵士たちの間では「物干し竿」とも呼ばれている。