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機体リスト
宇宙の騎士テッカマン

共收録 3 台の機体。
  • テッカマン

    • Pilot南城二

    ペガス内部に搭載された「テックセットシステム」を用い、人間の細胞を圧縮・強化することで、あらゆる環境に対応可能な超人「テッカマン」が誕生する。この変身プロセスは以下の手順で進行する。

    まず、城二が「ペガス!テックセッター!」と呼びかけると、ペガスが「ラーサー!」と応答し、脚部にあるセッタールームが開く。城二がその中に入りステップに乗り「パワーラップ!」と叫ぶことでシステムが作動し、セッタールームが閉鎖。内部のターミナルグリップを握ると、細胞を強化するために全身が鎖帷子のような装甲で覆われ、続いて強固なプロテクターが装着される。

    次に、エネルギー源であるボルテッカが旋回しながら額に装着され、最後に特殊な高圧電流が全身に注入されることで細胞が強化され、プロテクターがカラー仕様に変化。この際、目の黄色いグラスに映る瞳の瞳孔が消える現象が発生する。この電流は非常に強力で、適合しない者は重度の火傷や死亡する危険があり、システムに適応できるのはごく限られた人間のみとされる。

    テッカマンは宇宙空間での活動を目的としているが、スラスターなどの推進装置は装備されておらず、基本的には慣性移動かペガスに騎乗して移動を行う。

    このテックセットシステムは改良の余地が多く、変身には特定の波長を受け入れる体質と、それに耐える強靭な精神力・肉体が必要とされている。現在のところ、変身できたのは南城二と、ワルダスターに誘拐され操作された少年ビリーのみである。ビリーが変身できたのは偶然に近く、「地球人なら変身できるだろう」というワルダスター側の根拠なき判断によって試された結果だった。他の兵士が実験で使用された際には、適合できず死亡している。

    さらに、テッカマンには変身時間の制限があり、限度を超えると細胞が崩壊し、適合者であっても死に至る。城二の場合は最大で37分33秒までしか維持できず、この数値は個人差があるとされている。加えて、生涯でテックセットできる時間にも上限があるとされ、すべてのエネルギーを使い果たすとプロテクターは分解し、仮死状態に陥る。時間内であれば宇宙空間に投げ出されても即死はしないが、蘇生にはペガスからのエネルギー供給が必要不可欠である。

  • ペガス

    テックセットシステムを内蔵したロボットであり、天地局長が3年の歳月をかけて完成させた。人工知能を搭載しており、人間の言葉を理解し会話も可能である。両足内部には「セッタールーム」と呼ばれる空間があり、そこに入った人間をテッカマンへと変身させる。変身後は球体状の胴体を通って背面のハッチからテッカマンが出撃する構造となっている。名前の「ペガス」は、天馬ペガサス(Pegasus)のフランス語読みから取られている。

    戦闘時にはテッカマンを運搬する「馬」としての役割を担い、移動・戦闘支援を行う。メインスラスターは両手の指に搭載されており、特殊な構造ながらも手指と足はそれぞれ通常の機能を果たしている。単体での大気圏離脱能力も備えているが、これはあくまで緊急時用で、通常は使用されない。また、特定の敵(ガニラ)との戦闘に備えてバリアコーティングが施されたこともある。

    物語の第23話では、テッカマンとなった城二が「ボルテッカ三段返し」を使用し仮死状態に陥った際、ペガスは蘇生処置を施したが、その影響でシステムの限界を超えてしまい中破してしまう。その後、天地局長らの努力により新型テックセットシステムを搭載されて修復・復活を果たし、「スペースナイツ」の一員として再び活動することとなった。

  • ブルーアース号

    • Pilot--

    「滅びゆく青い地球」という皮肉を込めた名を持つ宇宙船・ブルーアース号。大気圏内ではイオンロケットによって飛行し、宇宙では地球の衛星軌道上に待機している光子ロケットとドッキングして長距離航行を行う設計となっている。

    高い自律航行機能を備えており、パイロットが音声で目的地の座標を指示するだけで、自動でそこへ向かうことが可能。また、機内では軽食の準備なども行える。ワルダスターの小型宇宙戦闘機を迎撃可能な強力な武装も搭載されている。

    さらに、機体内には小型戦闘機を2機収納しており、劇中では主に大気圏内で運用されている。コックピットは360度回転機能を持ち、常に水平を保つ構造となっており、垂直に着陸した場合でも機体が上を向くことはない。

    ブルーアース号はスペースナイツおよびペガスが搭乗する母艦としても機能し、ペガスとテッカマンの出撃支援を担っている。テックセットシステムも、多くの場合この船からペガスが発進する際に作動している。

    発進時にはカタパルトおよび二段式切り離しブースターを使用して大気圏を離脱するが、これらを使用せずとも自力での大気圏突破が可能。物語の最終話では、惑星探査およびリープ航法の試験のために出動している。