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機体リスト
健全ロボ ダイミダラー

共收録 10 台の機体。
  • ダイミダラー2型・孝一

    • Pilot真玉橋 孝一, 楚南 恭子

    型式番号:HEP-R02

    美容室プリンスが開発したスーパーロボット。2型またはタイプ2と呼ばれる。搭乗者は真玉橋孝一と楚南恭子。

    このロボットは、頭部の髪の毛のようなケーブル、巨大な左腕、円らな瞳が特徴で、毎秒数ギガワットもの超高出力のHi-ERo粒子をエネルギー源としています。そのため、因子保有者である孝一が操縦を担当しています。後に、Hi-ERo粒子の供給を効果的に行うためにタンデム型複座コクピットに改装され、恭子も搭乗するようになります。

    アニメでは、鹵獲したペンギン帝国の南極シリーズから技術をフィードバックし、7基のHi-ERo粒子ジェネレーターで駆動する設定が追加されました。このジェネレーターの位置が、人型という不合理な形状の由来とされています。右腕の形状が適当であるのも、Hi-ERo粒子を最大限に活用するために無理やり人型に近づけた結果と説明されています。また、恭子のシートは「フロントアタックモード」では孝一のシートと対面し、「バックアタックモード」ではシート間の距離が狭くなり、Hi-ERo粒子を得るためのえっちな行為がしやすいようになっています。

    必殺技は左腕から放たれる「指ビーム」と「指パンチ」です。ただし、Hi-ERo粒子が不十分な場合、どちらの技も使用できません。アニメ版では、「指バリア」という粒子を盾にする技も使用されています。アニメの第1話冒頭では、霧子が「ダイミダラー2型・霧子」として出撃しますが、南極8号に敗北し、これをきっかけに一時美容室プリンスを去ることになります。

  • ダイミダラー6型・霧子

    • Pilot喜友名 霧子, 天久 将馬

    型式番号:HEP-R06

    美容室プリンスが新たに開発したスーパーロボット。搭乗者は喜友名霧子と天久将馬。

    この機体はダイミダラー2型と同様に、Hi-ERo粒子を動力源としており、操縦は因子保有者である霧子が行います。霧子が持つリモコンのボタンを押すことで基地から発進します。組織の再起と威信をかけた機体であるため、開発には資金、人材、技術といったあらゆるリソースが投入されており、ダイミダラー2型を凌ぐ機動性能と出力値800MW(メガワット)のハイパワーを誇ります。これにより、人類側の戦闘用ロボットとしては最高位の性能を持つことになります。

    この機体の切り札として、特殊武器「ディスガイズ」という変形機能が搭載されていますが、この機能を発動するには大量のHi-ERo粒子を多段チャージする必要があります。ディスガイズを使用することで、「ダイミダラーCPスラッシュ」という必殺技を放つことができます。また、ディスガイズを使用した際にはフェイスマスクが外れ、ダイミダラーの特徴的な瞳が露出する仕様となっています。

  • ダイミダラー超型・孝一

    • Pilot真玉橋 孝一

    正式名称「ダイミダラー超火力発電システム搭載型・孝一」。この機体は、大破したダイミダラー2型を改修し、頭部に超火力発電システム(ロウソク)を搭載したものです。

    超火力発電パワーを基本動力として使用することで、機体は安定して動作し、因子保有者が生成するHi-ERo粒子を全て武装に集中させることができます。第6話でダイミダラー2型が敗北し、リッツカスタムがエヴォルトした際、機体ごとペンギン装置の光に包まれて異世界へ飛ばされました。そこで、孝一たちが出会った超火力発電所の関係者によって改修を受けたとされています。その後、再びエヴォルトが行われ、元の世界に召喚されました。

    アニメ版では、第5話でリッツカスタムが自爆した際の粒子バーストによって異世界へ飛ばされ、その後、第10話での烈風ペンギン突きの粒子バーストとダイミダラー2型の左腕が座標特定の役割を果たし、元の世界に戻ってきます。

    超火力発電システムの基本動力を全て武装に転化することで、デュアルバーストが可能となり、攻撃力がさらに高まります。また、6型のディスガイズシステムを右腕に連結することで、ツインアドバンスド「UDE(ウデ)システム」が発動します。

    攻撃力が全体的に向上した一方で、近接戦闘用の「指パンチ」などがオミットされ、代わりに火星アームが追加されましたが、孝一がこのアームの存在をペンギン帝国との最終決戦まで忘れていたため、総合的には2型に劣る機体とされています。

  • 南極8号

    • Pilot--

    型式番号: ANT-008

    この戦闘用ロボットはペンギンの姿を模しており、ペンギン帝国が人類を驚かせるために建造しました。その外見から「ペンギンロボ」と呼ばれています。武器として、股間に大砲を装備しており、胸部にはミサイルが格納されています。

  • 南極9号

    • Pilot--

    型式番号: ANT-009

    この自律型ロボットは、愛くるしいペンギンの姿をしており、集団で行動します。街中で日陰を作って日照権を侵害するなどの行動を取りました。

    アニメ版では第2話に登場し、原作とは異なり単独で行動します。胴体を縦に2分割して中から巨大な棘を露出させ、アイアンメイデンのようにダイミダラー2型を挟む攻撃を見せました。また、日照権攻撃では巨大な日傘で街を覆い、「暗闇では人類は家に帰って子作りぐらいしかやることがなく、これによりHi-ERo粒子が大量発生する」とペンギン帝王は見込んでいましたが、その予想は見当外れに終わりました。

  • 南極8号 リッツ カスタム

    • Pilotリカンツ=シーベリー

    型式番号: ANT-008R

    リッツのためにカスタマイズされた南極8号。この機体は、人間でも運用可能なように無理な改造が施され、コクピットが設けられていますが、その結果として不安定になり、オリジナルの南極8号よりも性能はやや劣化しています。それでも、リッツの卓越した操縦技術により、ダイミダラー2型を10倍も上回る強さを発揮します。

    頭部のトサカのようなツノは、見た目を格好良くしようとしただけで、特に意味はなく、むしろ重量が増加して機動性がさらに損なわれています。

    必殺技は、リッツがペンギン帝王から教わった「コケコッコアタック」です。しかし、この技を使用するとリッツは平衡感覚を失い、嘔吐してしまいます。その姿を見たペンギンコマンドたちから「つわりッツ」というあだ名をつけられてしまいました。

    アニメ版では、リッツカスタムに搭載されたHi-ERo粒子ジェネレーターが、リッツから過剰に供給された粒子によってオーバーロードし、暴走状態に陥ります。最終的に、リッツ自身はペンギンコマンドに救助されますが、機体は大爆発を起こし、その結果として西新宿が廃墟と化してしまいます。

  • 南極11号

    • Pilot--

    型式番号: ANT-011

    このペンギン型ロボットは、以前の南極シリーズよりもリアルさを増した外観を持っています。搭乗型ではなく、外部から南極操縦装置(ブレスレット)を通して音声入力で操作されます。型式番号は「ANT-011」。

    このロボットは、羽をバンザイしたような姿勢をしており、羽の根元から巨大な腕が生えています。首は360°回転可能で、必殺技は「南極ブラスター」です。

    さらに、「ペンギンチェンジ」を行うと、ドリルアームが生え、足が伸び、尻尾が前方にせり出すことで美丈夫形態になり、爆発的に戦闘力が増幅します。しかし、この形態になると燃料を使い切ってしまい、二度と動けなくなるため、帰りは歩くことになります。

  • 超南極フンボルト改

    • Pilotリカンツ=シーベリー

    型式番号: ANT-S-01

    南極8号がペンギン装置によってエヴォルトした姿で、元は前作におけるペンギン帝国最強五人衆フンボルトの専用機です。名前が長すぎるため、リッツはこの形態に「アラタメ」という愛称を付けました。

    必殺技は、ペンギン帝国の歴史において真の強者のみが会得してきた剛の技「烈風ペンギン突き」です。ダイミダラー6型を圧倒し、勝利しましたが、その直後、乱入してきたダイミダラー超型・孝一との指ビームの力比べの最中にパワーダウンし、元の南極8号リッツカスタム2に戻ったところを撃破されました。

    アニメ版では最終決戦において、ダイケンゼンを倒すために2体のダイミダラーと共闘しました。OGSでは、美容室プリンスとの最終決戦において、リッツが新たな南極に乗り換えたことで、この機体はフンボルトに返却されました。

  • 量産型ダイミダラー2型

    • Pilot--

    ダイミダラー2型の量産タイプ。2型の特徴である円らな瞳は無く、のっぺらぼうである。美容室プリンスが保護する残り3人の因子保有者らが搭乗。敗北したダイミダラー2型を救助すべく団体で駆け付けた。だが、エヴォルトしたリッツカスタムによって返り討ちに遭う。かつて霧子はこの機に搭乗して戦っていた。

  • ダイミダラー3型

    • Pilot南風原良輔

    型式番号: HEP-R03

    この機体は主に自衛隊に配備されている量産型のダイミダラーで、ダイミダラー2型と同様に巨大な左腕が特徴です。南風原良輔の搭乗機は「ダイミダラー3型・良輔」と呼ばれていますが、性能は量産機と同等です。

    この機体は、因子保有者以外の人間でも運用できるようにプラズマ駆動となっていますが、その分性能はダイミダラー2型に劣ります。その結果、殺人ペンギンとの戦いでは良輔のHi-ERo粒子バーストに耐えきれず、自壊してしまいました。右腕の先端の銃口には実弾やゴム弾を装填可能です。

    第6話では、南極8号リッツカスタムに果敢に挑むものの、コケコッコアタックによってあっけなく撃破されました。

    ダイミダラー3型は、無印版とOGS版で顔のデザインが異なりますが、第2巻時点でのダイミダラー6型の色彩が表紙のカラーと原稿のモノクロで異なるように、なかま亜咲は回を追うごとに各メカの造形を細かく修正・変更しています。

    アニメ版では、第1話冒頭に複数の残骸が確認でき、第6話では政府から納入中止と廃棄処分報告が出されますが、実際にはプリンス側には内緒で量産されていました。この量産機は、青少年の健全育成の障害であるプリンス壊滅を目指す尖兵として登場し、その後「WXシステム」により展開していた全ての3型が合体し、「健全ロボ ダイケンゼン」となります。圧倒的なパワーで超型および6型を苦しめますが、三博士が通信用アンテナ施設を破壊したことでシステムが暴走を始め、手当たり次第に街を破壊することになります。最終的にはWダイミダラーの合体攻撃「ダイミダラー・インサートブレイク」でとどめを刺されます。