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機体リスト
ふしぎの海のナディア

共收録 3 台の機体。
  • ノーチラス号

    • Pilotネモ / エルシス・ラ・アルウォール

    本来宇宙船だったものをネモら有志が復元し(初期設定では、リンカーン島の地下で十数年の歳月をかけて建造されたとされている)、潜水艦に改造した。船体や機関部などの大部分は建造当時のままであるが、ブリッジやその周辺は破損していたので修復がなされている。ケルマデック海溝近海における戦いで、ネオ・アトランティスの空中戦艦に搭載された原子振動砲及び超音波砲と殲滅爆弾により大破。グランディスらの機転によってスーパーキャッチ光線の空中捕縛からの脱出には成功するも、落下先の海中へ沈没。戦闘ブロックを爆破させ、乗組員は居住区へ移り、辛くも離脱。さらにナディアとジャン、マリー、キングは船長室へと移され、脱出させられた。

    レッドノア内にもヱルトリウムの同型船が多数搭載されており、Ν-ノーチラス号を放棄したクルーらはその1隻に乗って脱出した。脱出に使用した同型船は脱出成功後、日本海溝へ沈められた。

  • Ν-ノーチラス号

    • Weight38000 t
    • Pilotネモ / エルシス・ラ・アルウォール

    正式名称「第四世代型超光速恒星間航行用超弩級万能宇宙戦艦ヱクセリヲン」。ガーゴイルは「幻の発掘戦艦」と呼んだ。

    特徴として、この艦は宇宙専用ではなく大気圏での運用も考慮されている。艦の前部の左右、艦中央下部、後部の左右上下に取り付けられた合計7枚のグラヴィティウイング(重力制御翼)を展開することによって、巨大な質量ながらも重力制御によって大気圏内を飛行することが可能であり、艦体形状も超音速飛行時に発生する衝撃波に対応するべく先端から鋭利なラインを描いている。なお、艦中央部左右に取り付けられた2基のスタビライザーによって大気圏内飛行中の安定を保っている。

    主機は縮退炉であり、旧ノーチラス号の主機であった対消滅機関ですら補機に過ぎない。ただし補機だけでも機体の姿勢制御や電子熱戦砲による戦闘など、飛行以外の最低限の行動は可能である。

    バリヤーは限界を越えるとガラスのようにひびが入り、やがて砕け散る。なお、バリヤー発生機構は修復が完全にできないらしく、1分しか発生させることが出来ない。

    その実際の能力は未知なところが多い。ネモ船長によれば、自分達の知識と操艦技術ではおそらく本来の力の数%しか引き出せないという。

  • グラタン

    • Pilotグランディス・グランバァ, ハンソン, サンソン・レーヴェンブロイ

    正式名 - グランディスタンク
    開発者 - ハンソン

    グランディス一味が使用する、6つの変形モードを持つ装輪式六輪万能戦車。モードの切り替えはパンチカードを差し込んでから、鍵盤で一定の操作をすることにより行う。

    水槽のような外見から、グランディスタンクと呼ばれる。なお、グランディスは勝手にカトリーヌと名づけており、省略形であるグラタンと呼ぶと激しく怒るが、ゲーム版では一度怒っただけであとは怒らなくなり、そのままグラタンで定着してしまった。当初は敵、後に味方となり、ほぼ物語全編を通じて大活躍する。

    引き込み式主砲塔を持ち、短砲身の単装60mm榴弾砲を備えている。主砲は連射も可能である様子。前後のシリンダー4本は打突武器にもなる。伸縮式マジックハンド(しかし、3本指のマニピュレーター部分は和紙製のため、あまり丈夫ではない)を伸ばして物体を掴まえられるといった武装を持つ。塗装は赤と橙。

    デザインは監督の庵野曰く「『タイムボカン』のメカブトンがモチーフ」で、車内の効果音もメカブトンそのものである。OPではリモコン式の模型も登場している。

    6つのモードは以下のとおり。

    • 走行モード(車輪による走行)
    • 直立モード(前後のシリンダーを展開しての4本足による歩行、起伏の激しい場所で主に使用)
    • 砲撃モード(主砲を使う場合)
    • 水上モード(車輪を収納し、後部シリンダーよりスクリューを出して水上を航行する。本来潜水はできないが、後に機雷除去のため改造して潜水作業を可能にしたこともある)
    • マジックハンドモード(ハッチ下部に収納している2本の油圧マジックハンドを伸ばして操作する)
    • 飛行モード(屋根から気球を展開し、プロペラで推進飛行する。後にノーチラス号内で気球に硬化テクタイトの膜を貼る加工を施され、ガーフィッシュの砲撃にもある程度は耐えられる強度を持った)

    油冷直列6気筒サイドバルブエンジン搭載。ハイドロニューマチックサスペションで車輪を車体に展開・格納できる。

    機雷除去のため、ノーチラス号内で水中用に急遽改造されて掃海作業に使用された回もあり、この時はバラストタンク、水中用マジックハンドや外部視認カメラを装備した。

    最終話近くでは、Ν-ノーチラスの科学技術部長から知識と機材の提供を受け主砲を怪力光線砲に換装。さらに前部シリンダーにはドリルを仕込み、飛行モードは気球ではなく改造された前後シリンダーからのジェット噴射を用いる方式に変更され、高速飛行が可能になっている。レッドノア侵入時にはその内部を縦横無尽に駆けめぐり、最後はバベルの塔中枢部にて遠隔操作で自爆。バベルの塔を使用不能にし、止めを刺される寸前だったΝ-ノーチラス号を危機から救った。