元は無明領域探査用ヴェス「シロガネ」だったが、LIMの実験のための度重なる改修で、結果としてマヴェスの原型機となった。
試験型Cペネトレーター(後に改良型に換装)とAディスチャージャーを標準装備。
LIMとして鷲沼アオシを搭載する。
LIMと共信可能なパイロットがいなかったため、イクス関連施設の地下に保管されていたが、それがいつからか無明領域での犠牲者の霊を身に集めているヴェスが封印されているという都市伝説となり、死神という仇名を付けられていた。
本来の用途である無明領域内部の探査用に、センサー系が増強されている。センサー系の強度の問題から、とりわけ機体の損傷が推奨されておらず、後方支援用となっている。そのためDタリスマンを始めとした対イマシメ動作阻害型の装備が搭載されている。LIMとして出羽ササメを搭載。
Dタリスマン
ギュールズに試験的に搭載された対イマシメ用特殊装備。 高性能のCPUと高圧バッテリーから成り、放電に接触したイマシメの行動を阻害し、また部分的な自壊を促す。残留思念等の思考に影響を受ける屍鋼の特質を逆手に取った武器であり、対象のイマシメに接触すると、放電と共に内蔵されたプロセッサにより毎秒数万~数十万回の単純な「自壊しろ」「停止しろ」等の”思考”を送り込む事で、屍鋼に実際の効果が現れるというものである。しかし、イマシメを形作っている残留思念の影響力に比べるとその効果は微々たるものであり、またバッテリーの電力が尽きるまでのごく短時間しか効果は持続しない。