本機はM9やアーバレストと同じ第3世代ASに属し、根幹の操縦系統に大きな変更はない。だが、パラジウムリアクターの出力は4,800 kWに達しており、ラムダ・ドライバ無しでも瞬時に約80m近くまで跳躍できる(比較としてM9の最大跳躍高は45m)。跳躍時の瞬間的な重力加速度は30Gを超え、宗介は跳躍だけで意識を失いかけるほどの負荷を受ける。足払い一つで敵ASを一回転させるほどの出力を持ち、初陣ではボディブローとミドルキックの二撃でコダールを撃破した。
さらに、アルによって操作される二本の補助腕などにより、機体性能や搭載兵装は同世代機を大きく凌駕する。ラムダ・ドライバの補助があれば、通常のアーム・スレイブでは扱えない165mm多目的破砕榴弾砲(デモリッション・ガン)の運用も可能だ。
一方で、出力や攻撃力を最優先した結果、第3世代機に不可欠とされるECSやECCS、レーザー/赤外線等への妨害装置は省略され、レーダーなどの索敵装置も最低限に留められている(第2世代機M6をやや上回る程度)。これらの欠点は僚機とのデータリンクによる情報共有を前提としており、単独運用ではバランスが悪く、扱いが難しい機体となっている。