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特装機兵ドルバック

特装機兵ドルバック
1983-10-07 ~ 1984-07-06

1999年、母星を失ったイデリア人は長い彷徨の末、ついに生存に適した星・地球を発見し、総帥・ゼラーはただちに地球侵略を命ずる。対する地球連邦軍では人間の着るパワードアーマー主体の戦力が、イデリア人の戦闘メカであるカングライドに対抗しきれないことを知り、苦悩していた。

戦力に乏しいながらも地球連邦軍を圧倒するイデリア軍は、モンブラン山麓に拠点を設け、本格的に地球侵攻を開始する。そのような状況にあって、単なるレスキュー部隊と思われていた特殊部隊「ドルバック」が立ち上がった。通常兵器から人型に変形するバリアブルマシーンを駆る無限真人ら3名の戦士だけが、イデリアの特殊兵器に対抗できる力を持っていた。

戦況が膠着状態に陥るなか、ゼラーの元を離れた元イデリア軍総司令官・アモフと連邦軍の調査により、イデリア人がもともと地球人と祖先を同じくする民族であることが判明する。ゼラーの狙いは、地球に眠るイデリア大陸に封印された「力」だった。同じ民族同士の争いを止めようとイデリア軍基地に向かったアモフは戦死、またドルバック隊のピエールも激しい戦いの中で命を落とす。そしてゼラー個人の利益のために利用されていたことを知ったイデリア軍新司令官・イデルは、ゼラーを倒して息絶えるが、精神体としてアモフの娘でありイデルの副官・恋人であったアロマに憑依する。

しかし、戦いは終わらなかった。邪悪な意識の集合体だったゼラーは、「力」を利用して復活を企んでいた。ドルバック隊の奮戦によってイデリア大陸に乗り込んだ連邦軍だったが、無人機の抵抗に遭ってコマンドベースは大破し、生き残ったアロマは一人ゼラーとの決戦に向かう。邪悪な意志との人知れない戦いに辛くも勝利したアロマは、真っ白な鳥のような姿となり、いずこかへと消えていった。

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