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ジェニオン・ガイ

ジェニオン・ガイ
  • Height45 m
  • Weight76.6 t
  • Pilotヒビキ・カミシロ, 西条涼音

TS-DEMONのセカンドモード、正式名称「グリッター・アルマメント・インフィニティ・モード」(GAIモード)は、強攻形態として発動する。名称の「GAI」は「Glitter Armament Infinity(光り輝く無限の武器)」を略したものであり、さらに「規格外」や「鎧」という意味も持たせている。命名者はAG。

このモードでは、通常のスマートなパーソナルトルーパー風のノーマルモードとは異なり、全身が展開・肥大化し、スーパーロボットのような外観となる。背部ユニットのパーツが分割・装備され、変形する形式で、サイズも倍近くに増大する。

GAIモードの最大の特徴は、次元力を利用した「事象の制御」を基にした武装を多数持つ点である。胸部にはスフィア封入用の球体パーツが存在するが、最初は装飾に過ぎなかった。中枢制御システムであるTS-DEMONには段階があり、搭乗者の意志や感情を読み取って、次元力を引き出し、セカンドモードの起動を可能にする。このモードは、音声認識による発動コード「フル・ブーストアップ」によって起動する。

GAIモードの初回起動は偶然の産物であり、その後ヒビキ、スズネ、AGの3人が起動条件を模索した結果、最終的にヒビキの精神状態が重要な要素であることが判明した。最初は次元力の限界から稼働時間が1~2分程度に制限され、一部のモードしか使用できなかった。しかし、ガドライトとの最終決戦でリミッターが解除され、一時的に無制限稼働が可能となった。さらに、ジェミニア撃破後に奪い取った「いがみ合う双子のスフィア」によって、次元力を無尽蔵に引き出せるようになり、稼働時間や出力の問題は解消された。

武装展開に関しては、ノーマルモードの武装は使用できず、主な攻撃手段は徒手空拳や次元力の照射に依存する。スフィアを奪取した後も、出力がオーバーフローしており、基本的に力任せの戦闘が中心となるが、唯一例外として「ニーベルング・アナイレーション」が使用可能である。

GAIモードは、惑星ジェミナイの科学の集大成であるジェミニアに酷似しており、ジェミニスの人々からはその存在が「誇りを汚すもの」として忌み嫌われている。AGによると、この機体は意図的にジェミニアに似せて設計され、類似性を利用した「収斂進化」によって「いがみ合う双子のスフィア」を奪取する目的があったとされる。実際、ジェニオン・ガイこそが本来の姿であり、次元力の抽出が不完全だったため、リミッターを設けた仮の姿で運用されていた。

最終的にスフィア搭載機として完成したことで、時間制限の問題は解消されたが、莫大な出力を完全に制御することができず、「スフィアに機体が使われる」状態となった。これにより、GAIモードもまだ通過点に過ぎないことが示唆されている。

起動時には、インフォメーションムービーに「TS-DEMON GLITTER ARMAMENT INFINITY MODE APPROVED」の赤い文字列が表示される。

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