
- WorkマクロスF
- Height16.85 m
- Weight35.5 t
- Pilotクラン・クラン, ネネ・ローラ, ララミア・レレニア, テムジン
第一次星間大戦後、稼働数が減少していたクァドラン・ローを新統合軍が改良・再生産した機体。2035年に新統合軍がゼネラル・ギャラクシー社へ開発を委託し、翌年から再設計と改良が進められ、2040年より惑星エデンの衛星軌道上にある「キメリコラ=レア工廠」で生産が開始された。開発には、かつて第一次星間大戦で活躍したミリア・ファリーナ・ジーナスも関わっていたとされる。
腕部レーザーパルスガンの出力向上に加え、左肩にはヌージャデル・ガーやグラージと同型のビームキャノンを搭載。アクティブステルス機能の導入や、コクピットへのエネルギー転換装甲の追加など、パイロットの生存率を高める改良も施されている。その後も度重なる改修が行われ、最新版「レア/56」では、機動性においてもVF-25 メサイアに匹敵する性能を持つとされている。小説版では、パイロットの生存性向上のため、従来の着用式からリガードのような乗り込み式コクピットに変更されている描写がある。
この機体は大戦後に地球に帰化したゼントラーディ人やその子孫によって運用され、S.M.Sのピクシー小隊や惑星ガリア4の駐留部隊など、各地で広く配備されている。内装も改良され、男性パイロットにも対応可能となっており、2050年代には新統合軍のゼントラーディ部隊における主力兵器となっている。
量産型の一般機はグレーを基調としたカラーリングで、S.M.Sピクシー小隊の隊長クラン・クランの乗機は赤、新統合軍第33海兵部隊所属のテムジンの機体はグリーンと、パーソナルカラーで塗装された例もある。