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ジェフティ

ジェフティ

オービタルフレーム「ジェフティ」は、『Z.O.E』と『ANUBIS』に登場し、シリーズの主人公たちが搭乗する機体です。『Z.O.E』ではレオ・ステンバックがフレームランナーを務め、『ANUBIS』ではディンゴ・イーグリットが搭乗します。ジェフティはアヌビスと同じく、リコア・ハーディマン博士によって設計された機体で、木星圏のコロニー「アンティリア」で開発されました。アヌビスとは双子機であり、性能や役割も非常に近いものがあります。

ジェフティは、従来の兵器をはるかに凌駕する圧倒的なパワーと機動性を持ち、また独立型戦闘支援ユニット「ADA」を搭載しており、これが柔軟性のあるサポートを提供するため、非常にバランスの取れた機体となっています。この機体もまた、アヌビスと同様に軍事要塞アーマーンを起動させるためのキーとして設計されており、アーマーンを始動させることも止めることもできるのはジェフティとアヌビスの2機だけです。

武装には、右腕に搭載された折り畳み式エネルギーソード「パドルブレード」、左腕に装備されたエネルギーシールド、敵を追尾するレーザー「ホーミングランス」、腰部の3基の分離型兵器「ウィスプ」などがあり、強力な攻撃力と防御力を誇ります。また、ベクタートラップ機能を持ち、ゼロシフトによる擬似瞬間移動も可能です。ただし、『Z.O.E』の時点ではゼロシフトの発動プログラムが未着床のため、使用できるのは『ANUBIS』の終盤でプログラムがシステムに着床した後からとなります。

ジェフティは、2172年のアンティリア事件で偶然現場に居合わせたレオ・ステンバックの手に渡り、アーマーン要塞の破壊を目的に移送される途中、バフラムの襲撃により木星の衛星カリストに隠されました。2174年、カリストでメタトロン採掘中のディンゴ・イーグリットに発見され、彼がそのまま搭乗して戦闘に突入します。レオとは違い、ディンゴは経験豊富なフレームランナーであるため、ジェフティの戦闘能力は大幅に向上します。

『Z.O.E』では、ジェフティのカラーリングは濃い青と銅を基調としていましたが、『ANUBIS』では薄い青と緑に変更されています。また、イラストやプラモデルなどではグレーを基調としたカラーリングが採用されることもあり、媒体によって若干の差異があります。

ジェフティの名前は、エジプト神話の神「ジェフティ」(トート)に由来しています。また、搭載されたAI「ADA」と「DELPHI」には、同名のプログラミング言語が存在するという小ネタも含まれています。

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