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アヌビス

アヌビス

『Z.O.E』『Dolores, i』『ANUBIS』に登場するオービタルフレーム「アヌビス」は、ノウマンが搭乗する機体であり、独立型戦闘支援ユニット「DELPHI(デルフィ)」をサポートAIとして搭載しています。この機体は、木星コロニー・アンティリアで開発された最新型のオービタルフレームで、ジェフティと同じくリコア・ハーディマン博士が設計し、その腹心たちによって開発されました。ジェフティとは双子の機体であり、2機が近づくと共鳴反応が発生する特徴を持ち、どちらも軍事要塞アーマーンを起動させるためのキーとしての役割を担っています。

アヌビスは従来機をはるかに凌駕するパワーとスピードを持ち、背部に装備された6基の翼状ウィスプは、スラスターと大型ジェネレータを兼ねています。また、ベクタートラップの圧縮空間を利用した攻撃の反射や屈折、ステルス行動が可能です。さらに、ウーレンベック・カタパルトの応用による亜光速移動能力「ゼロシフト」を備え、擬似的な瞬間移動が可能です。アヌビスの方がジェフティよりも先に完成しており、ゼロシフトが使用可能な状態でバフラム軍に奪取されました。

アヌビスの武装には、電磁式の銛「ウアスロッド」、折れ曲がるレーザー「ハウンドスピア」、2種類の追尾性能を持つバーストショット「戌笛」などがあります。バーストアタックによる攻撃は非常に強力で、火星表面に巨大な穴を穿つほどの威力を持っていますが、これは最大出力ではないとされています。

2172年に発生したアンティリア事件をきっかけに、ノウマンの乗機となり、『Z.O.E』シリーズ全体を通じて最強のオービタルフレームの一つとして登場します。アヌビスに搭載されているAI「DELPHI」はジェフティのADAと姉妹機ですが、ノウマンは禁忌とされたメタトロンとの完全な結合を望んでいたため、彼女の機能をほとんど使用していません。

『ANUBIS』では、アヌビスの機体色が前作のダークブルーから黒に変化しています。また、背部の6基のウィスプがない模造品も存在しますが、当然ながら性能は大きく劣ります。

アヌビスはエジプト神話の冥界の神「アヌビス」をモデルにしており、ジャッカルを模した頭部や、ジェフティにはないケーブル状の尻尾を持っています。初期の設定では、この尻尾のケーブルに「オーバーメガドライバー」という武器を接続する予定でした。

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