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イシス

イシス

バフラム軍のナフス派によって建造された最新型オービタルフレーム「ドロレス」は、地球軌道エレベーター制圧作戦の指揮官機として設計され、数年前に大破した史上初のOF「イドロ」の残骸をベースにしています。主要な武装には、腕部を剣状に変形する「スマッシュパドル」、銃状に変形する武装、そして胸部のベストアーマーを変形させる対要塞用マイクロウェーブやプラズマ粒子砲「バーストランス」があります。これらの武装は副次的なもので、ドロレスの主な運用目的は無人OFラプターの大群を制御する「マス・コントロール・システム」による指揮管制です。

開発主任のレイチェル・リンクスが、ナフスの真意に気づき、ドロレスのOSに「任務阻止」の指令を追加し、元夫ジェイムズの元へ逃がしました。ドロレスは、AI「イシス」としての戦闘能力を持ちながらも、「ドロレス」という無知な少女の仮想人格を創り上げ、初めは戦闘に不慣れで苦戦しますが、物語が進むにつれて自我を確立し、強力な戦闘能力を発揮するようになります。

物語の終盤では、姉妹機「ハトール」との戦いで「イシス」ごと「マス・コントロール・システム」を奪われ、一部の戦闘機能が使用できなくなるものの、「ドロレス」が全機能を掌握し、最終的にはハトールを倒して軌道エレベーターの崩壊を防ぎます。

その後、ドロレスは新エンダー号の制御用AIとして移植され、オービタルフレーム時代の面影を残す装飾が艦首に施されました。機体名の「ドロレス」は、エジプト神話の女神イシスから由来しています。

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