- Workシン・エヴァンゲリオン劇場版:Q
- Pilot葛城ミサト
反NERV組織「ヴィレ」が保有する巨大戦艦。劇中ではヴンダーと呼称され、艦長は葛城ミサト大佐、副長は赤木リツコが務める。AAAは「Autonomous Assault Ark(自律強襲方舟)」、ヴンダーはドイツ語で「奇跡」を意味する。赤木リツコは「希望の船」とも発言している。
基本構造
長い二重螺旋状の構造からなる中央船体の上部左右にエンジンを含めたブロックが1対ある三胴構造で、さらにその両脇に巨大な主翼がある。本来はエヴァMark.09(アダムスの器)がその主であったとされるが、作中ではヴィレが初号機を主機(メインエンジン)として組み込み利用している。エヴァのエントリープラグに似た形状の円筒が5本あるが、エヴァの身長ほどもある巨大なもの。艦の全長は公式に明言されているかどうかは定かではないが、ヴンダーとエヴァ、そしてヴィレ所属の護衛艦とのサイズ比較、それに加えて、『シン・エヴァ』で「艦内移動用の鉄道が存在する」ことが確認できたことにより少なくとも全長2000m以上あることが確認できる。
艦橋
通常と戦闘用のものがあり、通常時の艦橋は前方下部にあるエヴァの頭部状の箇所。その上方には球形の戦闘艦橋があり、使用時には内部にL.C.L.ガスが充填され、エヴァのエントリープラグ同様に全方位ディスプレイとなっている。オペレータ席が7席あるが、うち1席は空席。艦橋後方には「MAGI」の文字が確認できるが、オリジナルの物であるかは不明。
能力
主機点火時にはエヴァ覚醒時と同様に天使の輪が二重に現れ、艦隊ごと空中へと浮上する。主機(エヴァ初号機)から供給されるエネルギー貫通弾を用いた主砲はネーメジスシリーズ(コード4C)のA.T.フィールドをも粉砕するほどの威力があり、また、A.T.フィールドを用いた体当たりも可能である。その戦闘能力は「神殺しの力」と呼ばれる。