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ディキトゥス

ディキトゥス

木星帝国の新総統「光のカリスト」と「影のカリスト」が建造に関わったMSである。

コルニグスと同じく、木星帝国の次世代型MSで、その性能は地球圏製MSを大きく上回る。最大の特徴は、MS形態から手を模したMA形態に変形できる点である。この形態では、四肢からのIフィールドバリアーを集中することによりビーム兵器を無効化でき、その強力な「握力」でビームシールドと重装甲で防御するバーラ・トトゥガを握りつぶすことすら可能であった。唯一の弱点と言えるものは、MA形態時に背面までIフィールドが無いことだが、この機体の機動性を上回ることは出来ないと設計上問題にならなかった。本来、手の形状を模す必要性は無いが、これはカリスト兄弟の歪んだ精神性を反映したものとされている。

左右対称に2機生産されており、それぞれ「ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス」(ラテン語で正義さす左指)、「リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス」(ラテン語で自由なる右指)とそれぞれ名付けられ、両新総統の乗機となっている(リーベルダスは弟・影のカリストの意識をコピーしたバイオ脳が操る)。これらの名称は総統専用機に冠せられた称号であり、ディキトゥスが正式な機体名である。白と紫のツートンカラーで塗られており、どちらも頭部側が紫となっている。

「ディキトゥス (Digitus)」は、ラテン語で「指」を意味する。

 

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