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レコードブレイカー

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型式番号:F99

サナリィ第2月面開発研究所で開発中のMSで、従来は戦艦サイズの機体にしか搭載できなかった「ミノフスキー・ドライブ・ユニット」を搭載した初のMSである。これにより既存のMSをはるかに超える機動性を得ることに成功している。

のちのV2ガンダムとは異なり、ミノフスキー・ドライブ・ユニットはV字ではなくX字状の4基となっている。開発にはオーティス、ミューラと呼ばれる人物が関わっているが、『機動戦士Vガンダム』に登場する同名のキャラクターとの関連は不明。理論上、地球-木星間をわずか1週間(150時間)で航行可能な性能をもつが、パイロットの居住性は考慮されていないため、食料やエネルギー・パックなどを搭載したオプション・ユニットが必須となる。なお、サナリィのスタッフにはMSに必要以上の高性能は好ましくないという意見もあり、上層部の評価もあまり芳しくない。

ミノフスキー・ドライブの搭載自体が開発目的であるため、本体フレームにF97(クロスボーン・ガンダムおよびフリント)のものを流用、パーツの75パーセントが共通となっている。この機体のためにF97用の部品もわずかながら製作されており、海賊軍残党が補給を受けている。武装はフリントの物が流用されている。頭部はゴーグル型センサーと「とさか」のようなパーツが後部に長く伸びた外観となっているが、連邦軍にプレゼンテーションをする際にはガンダムタイプのもの変更する予定とされる。カラーリングはオレンジと黄色を基調とする。

3機が製作され、月面にてテストをおこなうが、その情報を察知した木星帝国軍の襲撃を受け3機とも撃破される。機体データと予備パーツも研究所内に突入した別働隊によって破壊され失われるが、この際に資料の一部が木星帝国に強奪されており、のちにこれをもとにしたファントムが開発されている。

 

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