- Work機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
- Pilot影のカリスト
アマクサで得られたデータを基に、クァバーゼなど「死の旋風隊」のMSのデータを統合し、木星帝国製クロスボーン・ガンダムの完成形として生み出された可変型MS。アマクサとは違って培った技術を積極的にアレンジし総合性能を上昇させることを優先しており、外見にクロスボーン・ガンダムの面影は全く無い。その結果、アマクサから性能は更に向上し、オリジナルのクロスボーン・ガンダムを凌駕するスペックを持つに至った。
クァバーゼからの後継要素としてMA形態への可変機構があり、怪鳥のような特異な外見の高機動モードになる。可変機構は機体フレームの一部を回転させることで腕部と脚部の位置を入れ替え、脚部を伸ばして翼状にすることで行われる。このモードでの脚部は大気圏内の空力学的な翼やAMBAC作動肢としてだけではなく、内蔵されたスラスターごと方向や位置を移動させることで推進ベクトルを変化させ、高速かつ変幻自在な機動を可能としている。ただしこのような複雑な運用は本来想定外であり、影のカリストの卓越した操縦技術あっての戦闘機動である。この「大型の可動式スラスター」というアイデアは、クロスボーン・ガンダムの背部に装備されたX字型の可動スラスターを発展させて作られたものである。
携帯型の武装はビーム・アックスを内蔵した専用のビーム・ライフルで、MA形態でもマニピュレーターで保持し使用できる。このマニピュレーター指先はビーム・クロー兼ビーム・マシンガン発射口になっており、腕部と脚部の入れ替え機構を活かしてあらぬ方向から斬撃を仕掛ける奇襲にも用いられる。MA形態では頭部内蔵のメガ粒子砲も使用可能で、クロスボーン・ガンダムのビームシールドを容易に貫通可能な出力をもつ。
コルニグス(cornix)は、ラテン語でカラス属の「ハイイロガラス」を意味する。