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ウイングガンダムゼロ EW

ウイングガンダムゼロ EW

型式番号:XXXG-00W0

この機体の配色は、テレビ版よりも赤の割合が減り、白と青のツートンに近いデザインとなっています。テレビ版の無骨で兵器的なデザインとは対照的に、天使を彷彿とさせる4枚の翼と、甲冑的な意匠を取り入れた本体部が特徴で、よりキャラクター性を重視したスマートなデザインになっています。デザインを担当したカトキハジメによれば、テレビ版のデザインは羽根のシルエットがあまり「ウイング」らしくなく、特に一部の女性視聴者から「虫みたい」と評されていたため、「ウイング」という名前にふさわしいデザインに仕上げることを意図していたそうです。

テレビ版で見られたネオバード形態への変形機構は廃止され、武装も一部省略されていますが、惑星間航行用ブースターを装着する機能が追加されています。

他の4機は頭部のみ石垣純哉がデザインし、顔の形状はテレビ版に準じていますが、カトキがデザインしたEW版ゼロのみ、テレビ版とは異なる顔の形状になっています。ただし、『EW』の第1話では、テレビ版ゼロと同じ顔が描かれている場面もあります。

『敗栄』や『FT』では、この機体は「プロトゼロ」の改修機として設定されており、映像版にはないギミックが追加されています。具体的には、ゼロシステム起動時に頭部の耳部分が開き、羽状のセンサーユニットが展開する他、胸部サーチアイ下部の装甲がスライドする機構が搭載されています。プロトゼロがゼロシステムによって暴走し、トラントの手で自爆・大破した後、デュオの協力を得たハワードが回収し、ゼロシステムが提示した改修案をもとにトールギスFに装着されていたウイングバインダーのデータを基に改良され、この機体へと変貌しました。

また、『敗栄』では、ゼロシステム起動時に頭部の耳に当たる部分が展開し、羽状のパーツが現れる他、コクピットハッチ下部が下方向にスライドするなど、システム起動が視覚的にわかるギミックが追加されています。

コックピットの位置は、映像版ではテレビ版と同じく腹部にありますが、『敗栄』では、マスターグレード版プラモデルに合わせて胸部(サーチアイの後部)に変更されています。

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