
- Work機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
- Pilotホシノ・ルリ
ネルガル重工の月ドックで秘密裏に建造された、ナデシコ級第2世代型宇宙戦艦の最新鋭艦。艦長はナデシコBに続きホシノ・ルリ少佐で、スーパーコンピュータ・オモイカネも引き続き搭載している。
ナデシコBやユーチャリスで得られた実験データを基に改良され、ワンマンオペレーションシステムプランの完成形へとさらに近づけられた。A級ジャンパーの存在は必要とするものの、単独でのボソンジャンプが可能。
最大の特徴は、最新鋭のセンサーと通信機により、あらゆるシステムへのアクセスが可能なこと。3本に増設された重力ブレードは、ディストーションフィールドの強化に加えて重力波通信機能を向上させ、敵システムへの侵入・制御・掌握を実現する。これらの技術にはCCの情報解析システムが応用されており、ルリとオモイカネの存在によって火星全域のシステム掌握という離れ業も成し遂げられた。
武装はナデシコBと同じくグラビティブラスト1門のみだが、それは本艦ではこの砲が副次的な役割しか持たないためである。牽制として発射した頃には敵システムを完全掌握し、戦闘が終わる設計思想のため、過剰な火力は不要とされた。将来的には相転移エンジン強化や相転移砲の搭載も視野に入れられている。