
- Work超獣機神ダンクーガ
- Height34.6 m
- Weight114 t
- Pilot藤原 忍, 結城 沙羅, 司馬 亮, 式部 雅人
4機の獣戦機が合体して完成する巨大ロボット。獣戦基地において合体システム「THX1138」のロックを解除、イーグルファイターのメインコンピュータにキーワード「DANCOUGA」を入力することでシステムが起動し、それに従って自動的に合体する。キーワードは獣戦基地のコンピュータから転送することも可能。合体の際には各機体ともバリアによって保護され、一切のコントロールが効かなくなる。そのため、システムが初めて起動した時は、事情を知らない亮に回線を切られてシステムを強制終了されてしまった。メインパイロットは忍だが、必要に応じて他のパイロットのコクピットに操縦系統を委譲することも可能。なお、合体による操縦者への負担は獣戦機単体の時以上に大きいため、出撃が続いた際には、葉月博士がイゴールに「これ以上続けての出撃は危険だ」と進言したこともある。
初登場は第16話。その後も毎回登場するわけではなかった。TVシリーズでは、「ダイガン」を武器として使用した他は、専ら殴る、蹴るの攻撃がメインだった。はじめは飛行できず、新規に開発されたブースターユニットと合体することで飛行可能になった。なお合体後は自在に分離・再合体が可能で、囮のためイーグルファイターとビッグモスのみで合体し、他2機を別行動させる場面や、イーグルファイターのみ分離してミサイル攻撃を行った後再合体する描写もある。
『GOD BLESS DANCOUGA』以降は強化改造型として登場。ウイングとスラスターがビッグモスの背部に常時装備され、必要に応じて展開することが可能になっている。これにより、ブースターユニット無しでの飛行が可能になった。なお、ビッグモス単体で飛行したことは無い。さらに全身の砲門を正面に向けられるようになり、通称「断空砲」が使用可能になっている。
ダンクーガは漢字で「断空我」と書く。その名前には「我を空にして煩悩を断つ」という意味がある。
合体シーンでのダンクーガはデザイン画に比較的忠実に描かれているものの、他のシーンでは作画の段階でプロポーションが調整され、デザイン画よりも整ったスタイルになった。大張は『超獣機神ダンクーガ 完全設定資料集』で「スーツアクターが演じているイメージ」とコメントしている。また、アップになると精密なディテールが描きこまれることが多かった。ブースターユニットと合体した状態は、デザインの時点で肩の形状などが当初のものから変更されている。その後『GOD BLESS DANCOUGA』『白熱の終章』と、2度にわたってデザイナーが交代し、それと同時にデザインも新たに描き起こされている。