型式番号:ASW-G-35
現存が確認されている26体のガンダム・フレームの中に、「マルコシアス」の名は含まれておらず、厄祭戦のさなかに失われたとされる幻の機体である。翼を模した背部バインダーの造形は、どこか優雅な印象すら与えるが、腰部バインダーを含めた4本のサブアームを備えており、それらを展開して敵に迫る姿は、まさに“悪魔”の名を冠するにふさわしい威容を放つ。
型式番号:ASW-G-35
現存が確認されている26体のガンダム・フレームの中に、「マルコシアス」の名は含まれておらず、厄祭戦のさなかに失われたとされる幻の機体である。翼を模した背部バインダーの造形は、どこか優雅な印象すら与えるが、腰部バインダーを含めた4本のサブアームを備えており、それらを展開して敵に迫る姿は、まさに“悪魔”の名を冠するにふさわしい威容を放つ。
端白星に、デムナーの祖父が生前に構想していたフルアーマー化計画「アレクトール」の装備を施した形態。単機で敵艦隊との正面衝突を想定した重装甲・重武装が特徴である。
主な武装には、ワイヤー射出機構や刃の展開、機銃を組み合わせた近接兵器「スタッグワイヤーハンマー」、そして戦艦相手にも有効な長距離精密射撃が可能な400ミリ口径の超大型ライフル「アレクトールグランドキャノン」がある。
型式番号:ASW-G-32
約三百年前に終結した厄祭戦の末期に、全72機のみが開発されたガンダム・フレーム搭載モビルスーツのひとつ。戦後、アスモデウスの所在は不明となり、戦乱の中で失われたとされていたが、立ち入り困難なデブリ帯の中で偶然発見された。
アスモデウスには戦闘記録が一切残されておらず、実戦に投入される前に終戦を迎えたと考えられている。そのため、開発当時の姿をほぼ完全な状態で保持している希少な機体である。
型式番号:EB-05c
シクラーゼがギャラルホルンからの逃亡時に奪取し、その後自身の手で独自にカスタマイズを施したモビルスーツ。
腰部には追加のブースターが搭載され、全体的な機動性が強化されている。さらに、不要な武装を排除することで無駄のない洗練された設計となっており、戦闘効率を重視した構成が特徴である。
型式番号:UGY-R266C
ロディ・フレームをベースとした機体の中でも、モンキー・ロディは一部のフレームがむき出しになっていたり、既存装甲を流用したシールドを装備するなど、コストを抑えた設計が特徴の比較的安価なモデルである。
装甲は曲線を活かした構造で高い強度を持ち、見た目の印象に反して、阿頼耶識システムによる制御によって優れた機動性を発揮する。
隊長機として598が操る機体は、頭部の角とオレンジのショルダーが識別の目印となっている。
型式番号:UGY-R267MM
高機動戦闘を得意とする598の戦闘スタイルに合わせ、ラコウ海賊団のメカニックチームによって改修されたモンキー・ロディの新たな形態。
この機体では、両手のマニピュレーターを排除し、代わりに貫通力の高いクローを装備。突撃の勢いをそのまま攻撃に転じる、近接戦特化の構成となっている。
また、両腕内部には牽制用のマシンガンが内蔵されており、接近戦だけでなく中距離での対応力も確保している。特徴的なオレンジショルダーは、改修前の機体から継承された要素である。
型式番号:EB-06/tc3
アーブラウとの戦闘で頭部を失い、大きく損傷した流星号だったが、テイワズのメカニックチームの協力により、なんとか修復されることとなった。
修復にあたり、頭部・右腕部・バックパックにはテイワズ製モビルスーツの部品が使用されており、外観にも一部変化が見られる。
本機のベースは、鉄華団が火星で鹵獲したギャラルホルン製のグレイズであり、搭乗者は鉄華団のノルバ・シノが務めている。