機体リスト

ゲッターロボＧ

ゲッタードラゴンは、ドラゴン号が頭部と胸部、ライガー号が胴体と腕部、ポセイドン号が脚部を構成して合体する空中戦に特化した形態のゲッターロボである。

ジャンプ力は80メートル、最高飛行速度は「マッハウイング」によりマッハ3.5を記録する。ゲッター1とは異なり、反重力マントだけでなく、翼の後部から噴射炎を放出して飛行する様子が確認できる。

ゲッタービームの発射口は腹部から頭部に移動し、出力は4万度に強化された。武装には両刃の「ゲッタートマホーク」があり、二刀流で使用する「ダブルトマホーク」や、2本同時投擲の「ダブルトマホークブーメラン」など多彩な応用が可能。トマホークは柄を延ばして「ロングトマホーク」として使うこともできる。

両腕脇には回転する「スピンカッター」が装備されており、毎分3000回転の威力で厚さ5メートルの鋼鉄を切断可能。

最大の必殺技は「シャインスパーク」で、全身にゲッター線エネルギーを纏わせてその塊を敵にぶつける強力な攻撃。使用には膨大なエネルギーを消費するため、通常は一度の出撃で一回しか使えないが、補給を受けることで再使用も可能。発動には、3人のパイロットが「ゲッターシャイン」の掛け声とともにペダルを同時に踏み込む必要があり、わずかなズレでも発動は不可能。また、海中では使用が制限される可能性もある。

この形態の出力は90万馬力を誇り、他にも「ゲッタービームフルパワー」や「ドラゴンキック」など、多彩な技を持つ高性能な戦闘形態となっている。

ゲッターライガーは、ライガー号が頭部と胸部、ポセイドン号が胴体と腕部、ドラゴン号が脚部を構成して合体する、地上および地中戦に特化した形態。名前はライオンとタイガーの交配種「ライガー」に由来している。

右手は毎分3000回転のドリルアームと、5本指のマニピュレーターとを切り替え可能で、状況に応じた戦闘に対応。左手のアンカーはチェーンで飛ばす「チェーンアタック」が可能で、さらに開いた内部からはTNT火薬500トン分に相当する破壊力を持つ「ライガーミサイル」を発射できる。このミサイルは最大50発の連射が可能とされる。

固有の必殺技「マッハスペシャル」は、最大マッハ3の超高速移動で敵を幻惑する技で、地上のみならず空中でも使用できる。ジャンプ力は50メートルとされているが、映像作品では明確に飛行可能な描写もあり、短時間ならマッハ4での飛行も可能とされている。

地上戦ではゲッター2に並ぶ速度を誇るが、水中ではゲッタードラゴンにやや劣る性能を持つ。出力は80万馬力。

最終決戦では、隼人が捕らえられていたため、代わりにミチルがライガー号を操縦し、ドリルを射出する「ドリルパンチ」も披露している。

漫画版では右手がマニピュレーターで、左手からドリルが出現する構造となっており、ドリルは「ジェットドリル」として発射可能。また、ミサイルも発射できる描写が存在し、両腕がドリルとして描かれた場面もある。チェーンアタックも健在で、漫画版ではドリルの方に鎖が付いている設定になっている。

OVA版では左手のアンカーとドリルが一体化されており、ミサイルは使用できないものの、チェーンを使った攻撃は引き続き可能である。

ゲッターポセイドンは、ポセイドン号が頭部と胸部、ドラゴン号が胴体と腕部、ライガー号が脚部を構成して完成する水陸戦に特化したゲッターロボの形態である。

背中には、TNT火薬3000トン分に相当する破壊力を持つ「ストロングミサイル」を搭載。指先からは「フィンガーネット」を放って敵を捕らえ、首周りに装備された大型ファンから発生する毎分3000回転の強力な水流「ゲッターサイクロン」で敵の動きを封じた後、ストロングミサイルで止めを刺すのが定番の戦闘パターンとなっている。なお、この攻撃はゲッター3の「大雪山おろし」からの「ゲッターミサイル」に似た必勝パターンである。

通常は二足歩行だが、不整地では膝から下がキャタピラに変形し、地形への対応力を高めている。水中では30ノットでの移動が可能。また、初期から飛行能力を備えているが、その最高速度は不明。ジャンプ力については資料によって30センチから10メートルと幅がある。

OVAでは、ストロングミサイルを敵に直接叩きつける豪快な攻撃も披露。漫画版での登場はわずかだったが、アニメではドラゴンやライガーでは太刀打ちできなかった敵を打ち破るなど、高い活躍を見せている。出力は110万馬力を誇る。

全長17メートル、重量110トン、出力は28万馬力。武装としては、機銃のほか、機体底部に収納された2連装の「ドラゴンミサイル」や、同じく底部から発射される2門のミサイルを備えており、多様な戦闘状況に対応できる装備構成となっている。

全長18メートル、重量100トン、出力は25万馬力。主な武装は、機銃、機首の両目から発射される「ライガーミサイル」、および機体底部に格納された2連装ミサイルで構成されている。

後部には2門の推進器を備えているが、両翼にあるノズルからも噴射が確認される場面があり、このノズルはゲッターライガー形態時の主要な推進装置としても使用される。高機動性と攻撃性能のバランスを備えた機体となっている。

全長17メートル、重量120トン、出力は30万馬力。武装は、機銃に加えて、機首のスリットから連射される小型ミサイル、機体底部に格納された2連装ミサイルがあり、近・中距離での多様な攻撃に対応している。また、ベアー号と同様に、大型ミサイル「ストロングミサイル」をゲットマシン状態でも使用可能。

推進器は後部に3門設置されており、さらにストロングミサイルを装備した両翼のノズルからも噴射される様子が確認できる。高い推進力と重武装を兼ね備えた機体である。