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機体リスト
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

共收録 4 台の機体。
  • 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン JA-02 機体流用ニコイチ型 新2号機α

    • Pilot式波・アスカ・ラングレー

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』では「新2号機α」として登場。本体は頭部、上半身、コア部分のみ再生・修復しており、序盤でユーロNERV本部から回収したJ.A.-02の本体と半ば強引に組み合わせることで重機化し、動力炉も機体の背部から突き出す形でJ.A.リアクターをそのまま流用しており稼働時間を延伸、巨大な重火器とバックパックを装備している。

    劇中ではヤマト作戦開始直前に改8号機γと共にぎりぎり形になり、旧南極のNERV本部にてMark.07の大群と戦闘する。脚部と背面にあるミサイルや改8号機γから次々に投げ渡される武装を駆使しながら迎撃、群となりドリル状に押し寄せるMark.07の大群を改8号機γとのA.T.フィールドの連携技で壊滅させる。

    強制停止信号プラグを起動前の第13号機に打ち込もうとするも、新2号機α自身のA.T.フィールドに妨害され、それを打ち破るため「裏コード999(スリーナイン)」を発動。この時アスカは左目の眼帯を外し、眼の中に埋め込まれていた小型の使徒封印用呪詛柱を引き抜いて封印されていた第9使徒の力を開放、さらに機体にエンジェルブラッド(使徒の血)を注入することで覚醒を果たし、使徒と融合することで新2号機αを強化した。

    上半身の生体パーツは左腕をA.T.フィールドで再構成しながら機械部分から抜け出し、大爆発のあと本体を輝かせながら膨張、使徒とエヴァが融合を果たし人の形を捨てた異形の姿となる。この際に第9使徒の特徴的な長い腕が背面から生え、新2号機のA.T.フィールドを中和した直後、起動した第13号機により全腕を吹き飛ばされて内部から破裂、急激にしぼみ込んだところでエントリープラグを抜き取られ、第13号機に取り込まれながら首から下がL.C.L.となり崩壊する。

    頭部のみヴンダーの甲板に打ち上げられた。

  • ヱヴァンゲリヲン8号機β 臨時戦闘形態

    • Pilot真希波・マリ・イラストリアス

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の冒頭では「8号機β 臨時戦闘形態」として登場。

    本来の8号機の胸から腹にかけての部分には大量の包帯が巻かれており、両腕は胸から背を一周するリング状の装甲とジャッキ状の細いパーツで接続された多数のウェポンラックやプロペラントタンク付きスラスターを装備し、足先まで届くほど長いものとなっている。

    上空に位置するAAAヴンダーから極細のワイヤーでマリオネットのように吊り下げられており、操縦はステアリング状の非実体コントローラーで行う。マリによる操縦のもと、空中で回転しながら両腕の機関砲を乱射する姿や、リツコたちによる旧NERVユーロ施設の復元作業を援護してEVA軍団を撃破する姿が描かれている。

  • ヱヴァンゲリヲン改8号機γ

    • Pilot真希波・マリ・イラストリアス

    その後、WILLEがフランスにある旧ネルフユーロ施設を復旧させたことによって回収できたパーツで失った両腕を改修され、「改8号機γ」となった。

    ヤマト作戦決行時には超大型武装コンテナであるドラゴンキャリアと接続し、Mark.07の大群との戦闘では自由落下しながら新2号機αに武装を次々と投げ渡し迎え撃つ。

    最大の改修点は「オーバーラッピング」に対応させたことで、これは他の機体の組織を捕食することにより、捕食対象を糧とし、その機能を継承、そして自らの欠損部位を補填できるというもの。

    劇中では両腕を失った状態のまま、まずヴンダーに取り付き侵食していた「エヴァオップファータイプ」であるMark.09-Aの右腕を食いちぎり吸収することで自身の右腕を修復。そのまま首元から捕食していったことでアダムスの器の力を取り入れ、頭上に光輪をまとわせながら空中浮遊し、マイナス宇宙への航行能力を獲得するに至った。

    シンジを初号機に送り届けた後、残りの3機に取り囲まれながらも圧倒する。まずMark.10の頭を丸ごと食いちぎりながら上半身を食い尽くし、左腕を修復すると同時にA.T.フィールドで巨大な虎のようなオーラを形成しMark.11の上半身を瞬時に捕食。光輪の数も捕食数にあわせて増加し、捕食シーンは描かれなかったものの、残るMark.12は劣勢となり、たじろいだポーズを見せていた。

    最終的にオップファータイプ全4機の能力を吸収することで「8プラス9プラス10プラス11プラス12号機」となり、事実上、歴代エヴァ最強クラスの能力を得た。その能力向上は凄まじく、マイナス宇宙への航行、光線を蹴り返し、使徒と同じ強力な光線発射能力でNHG2番から4番艦までを次々に破壊していった。

    槍を届けようとするミサトの特攻とAAAヴンダーの最後を見届けた後、最終的に槍の力でエヴァが消滅していく中、海岸に座り込むシンジの前に現れた「最後のエヴァンゲリオン」となり消滅していった。唯一、ヴィレの槍で貫かれる描写はなく消えていった。

  • ヱヴァンゲリヲン

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』に登場するEVA。

    アダムスの器たる完全な同型機で、Mark.09の再生産機である「EVANGELION Mark.09-A」、NHG2~4番艦の主である「EVANGELION Mark.10」「EVANGELION Mark.11」「EVANGELION Mark.12」で構成されている。

    Mark.44のような使徒共通の仮面が付いているが、仮面だけを欠損した頭部の代替にしていたMark.44とは異なり、頭部に仮面が取り付けられた形となっている。仮面の形状も若干異なり、仮面に「IX」「X」「XI」「XII」の字のスリットが刻まれ、「X」の字のスリット中央部分に単眼のカメラアイがある。また、各機体は上半身部分のカラーリングがそれぞれ異なっている。

    オップファー(Opfer)とは、ドイツ語で「犠牲」の意。

    超極限空間内で8号機と会敵し、全機捕食された。