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機体リスト
シン・エヴァンゲリオン劇場版:序

共收録 6 台の機体。
  • 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験初号機

    • Pilot碇シンジ

    細部のデザインやカラーが変更された以外は『新世紀エヴァンゲリオン』と同じ。シンジの身に危険が迫ると暴走する点も同じだが、レリエルに相当する使徒が登場しない関係で、作中の暴走回数は2回となっている。新武装としてガトリング砲を用いるが、第5の使徒に有効な打撃は与えられなかった。また第6の使徒戦のモニターから、固有波形パターンは「Blue**A'」であることがわかる。第10の使徒戦では、「世界がどうなっても綾波だけは助ける」というシンジの意志の下、擬似シン化第1覚醒形態へと変化。シンジにコントロールされた状態で秘めた能力を開放した。その際は拘束具の蛍光グリーンの部分が赤に変色し、頭上に天使の輪のような光輪(エンジェル・ハイロウ)が出現。A.T.フィールドで形成した左腕を変化させての攻撃や、両目から光線を放つなど使徒のような攻撃を見せ、使徒のコアから零号機のコアをレイごと摘出した。プラグ深度は180以上にも達しており、リツコをして「人の域を超えた」と言わしめた。まもなく、レイの姿を取った巨大なヒト型(サルベージされた零号機のコアを基点に、形象崩壊した使徒の体液が集まったもの)と融合し、セカンドインパクト時に出現した4体の光の巨人と酷似した三眼の光の巨人「擬似シン化第2形態」へ到達してサードインパクトを発生させかけたが、月面から降下してきたMark.06が投げたカシウスの槍によって初期段階で阻止され、ニア・サードインパクトに留められた。その後、シンジとレイをエントリープラグ内に取り込んだまま活動を停止、凍結される。

    その後は封印の棺に入れられ、大気圏外にコア化状態で封印されていたが、反NERV組織WILLE(ヴィレ)が奪取作戦を展開、封印から14年が経過しても完全に覚醒状態が治まったわけではなく、作戦中危機に陥ったアスカのシンジへの叫びに呼応するかのようにMark.04Bに向けて光線を発射・撃破し、改2号機を支援した。接収後は取り込まれ身体を失ったシンジの身体をサルベージした後、WILLEの空中戦艦AAAヴンダーの主機として組み込まれた。この時点でのシンジとの深層シンクロテスト結果は0.00%であり、シンジが搭乗しても起動することはないとリツコが述べているものの、作戦中の再起動を危惧したWILLE上層部の判断により、シンジの首にDSSチョーカー(EVAの覚醒を感知すると、パイロットを殺して覚醒状態を解除させる首輪)が付けられた上に、検体としての扱いを受けることになった。

    南極での戦闘でヴンダーが大破した後、ゲンドウと第13号機によって初号機は回収される。この時初号機は赤色にコア化しており四肢は切断されている。シンジが搭乗を希望するにあたって、『Q』で0%とされたシンクロ率は、実は0に限りなく近い値無限大であったとされた。シンジの操縦でゲンドウの第13号機と対峙するも打ち勝てず、両者の精神対話の後「エヴァの要らない世界にする」というシンジの意思を受け継いだ碇ユイによってゲンドウとユイは自らガイウスの槍(WILLEの槍)を身体に貫き、消滅した。

  • 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試作零号機

    • Pilot綾波レイ

    基本的なデザインは『新世紀エヴァンゲリオン』と同様だが、改装・就役後もカラーリングが変更されないまま、2号機と同じ肩部ウェポンラックと胸部アーマーが装備された。第10の使徒戦でN2弾頭装備のミサイルを抱えて特攻するも撃破出来ず、全身を焼かれ立ち尽くしているところを第10の使徒に膝から上を捕食され、レイごと取り込まれてしまう。ただし不要な頭部は、吐き捨てられた。

  • 第4の使徒

    『序』に登場。テレビ版第壱・弐話に登場した第3使徒サキエルがベースデザイン。外観や攻撃能力の設定はテレビ・原作から特に変更されていない。初号機との戦闘の経過はテレビ版とほぼ同一であり、最後は暴走した初号機に殲滅され形象崩壊した。その際に噴き出す血が青から赤へと変更されている。

  • 第5の使徒

    『序』に登場。テレビ版第参話に登場した第4使徒シャムシエルがベースデザイン。常時動かしている触手が主な特徴。2本の鞭のような武器であらゆる物を引き裂く。胴体のデザインはテレビ版に登場した物から特に変更されていないが、第3の使徒と同じ顔「デコイ」が背後にデザインされている。初号機との戦闘の経過はテレビ版とほぼ同様であったが、テレビ版とは異なり最後は触手のみを残して形象崩壊したため、NERVは使徒のサンプルを得ていない。

  • 第6の使徒

    『序』に登場。基本的な形状と能力はテレビ版の第5使徒ラミエルと同じ。しかし戦闘方法はテレビ版と大きく異なり、攻撃時・防御時には「四次元立体を三次元空間に投影した」というコンセプトに基づいた、様々な形態に目まぐるしく変化する不定形さを見せる(攻撃形態時にのみ中央部にコアが実体化するが、形態によってはコアが複数に分裂する)。この変形はロバート・ワイズによる映画作品『アンドロメダ…』で病原体が増殖する描写を基にしている。また、ジオフロントへの掘削攻撃に用いるドリルも内部から出てくるのではなく、正八面体の下部が伸びてドリルを形成する。加粒子砲もそれに合わせて多彩かつ強力になっており、ビルをまとめてなぎ倒したり、周囲360度から飛来するミサイル群をすべて迎撃することが出来る。最大の攻撃では山を半分吹き飛ばすほどの威力を誇る。

    初号機の陽電子砲による1回目の狙撃が命中するも、致命傷とはならず反撃、しかし零号機の盾に阻まれ、2射目で殲滅され、陽電子砲による攻撃を受けた際には星型正二十面体のような大きなトゲを無数にもつ、ウニのような形となって人の叫び声のような奇声を発し、ヤシマ作戦による殲滅後は本体だけでなくジオフロントまで到達したドリル部も形象崩壊し、NERV本部に血の雨を降らせた。

  • 第2の使徒・リリス

    NERV本部の地下、L-EEE(レベルトリプルE:扉にセントラルドグマとの表記)に安置されている白い巨人。最後まで使徒とは断言されなかったテレビシリーズと異なり、当初より第2使徒、または「リリス」として紹介されており、また「地球の生命の始まりであり、終息の要である」という旧劇場版で初めて明かされた真実もこの段階でミサトからシンジに告げられている。デザインはテレビシリーズとほぼ同様であるが、仮面は第4の使徒の顔と似たもの。胸には人類が調査をした跡である傷があり、ロンギヌスの槍の他にも複数の十字架が刺さっている。