月に近いアバランチコロニーを支配するマフィア組織「タントテンポ」のボスが何者かに暗殺されたことで、組織内で次期頭目の座を巡る抗争が勃発した。
その後継者候補に名を挙げられたのは、ボスの一人娘であるリアリナ・モルガトンだった。
タントテンポの巨大な権力を奪おうと、多くの者たちがリアリナの命を狙う中、彼女に味方したのは、アルジ・ミラージとヴォルコ・ウォーレンという二人の少年だけだった。
彼らはリアリナを新たな頭目として立てるため、次々と襲い来る敵に立ち向かう。
だが、アルジとヴォルコには、それぞれに秘めた本当の目的があった。
一人は「家族を奪ったガンダムを破壊すること」。
もう一人は「家族が遺したガンダムを修復すること」。