- Height67.2 m
- Weight523.1 t
- Pilotラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
スーパーロボット大戦に参戦する作品
型式番号:AGX-17
ゼ・バルマリィ帝国の本国部隊の中で「史上最強」とされる機動兵器。
本機は辺境銀河方面監察軍の基幹艦隊の艦隊司令「ジュデッカ・ゴッツォ」の専用機として、旗艦ヘルモーズに1機ずつ配備されている。その特異な性質と恐るべき性能から、地球側では「ナイトメア・クリスタル」と呼称されている。
構造と特性
本機は、自律・自覚型金属細胞「ズフィルード・クリスタル」で構成され、敵の兵器の能力をコピーし進化する「自己進化・分子構造記憶」機能を持つ。これにより、戦闘時に最も適した形状や性能へと進化するため、固定された形状は存在しない。
運用に際しては、まず無人偵察機メギロートを敵勢力圏に送り込み、収集したデータを基にズフィルードが解析し進化を遂げる。過去の戦例では、ゼントラーディとの戦いにおいて大型機動要塞の姿となり、単機で戦局を覆した記録がある。
地球への侵攻を行った**バルマー戦役(スーパーロボット大戦α)**では、SRX計画機や魔装機神などの影響を受け、超大型の人型機動兵器へ進化。この形態では、巨大ながらも高い機動性を持ち、近接戦用の「クロスブレード」や「オメガ・ウェーブ」などの独自武装を備えている。
ズフィルード共通の武装も強力で、以下の兵器を搭載している:
- アルドレーザー:超長距離砲撃兵器。
- ヘキサグラム:バリアフィールド状のエネルギーを展開し、周囲の敵を迎撃する。
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ジーベン・ゲバウト:創設神ズフィルードの力を宿し、神罰の一撃を与える攻撃。
また、ズフィルード・クリスタルの特性による強力な再生機能を持ち、短時間で機体を修復可能。攻守において隙の無い機体となっている。
欠点と運用制約
- 進化に時間が必要:データ収集、解析、最適化に膨大な時間を要するため、迅速な対応が困難。
- 特異な敵に弱い:熟練パイロットや精鋭部隊による高性能機で構成された敵には劣勢に立たされる可能性がある。
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物量戦に弱い:圧倒的な物量を用いた短期決戦には対応が難しく、最適化が完了する前に撃破される恐れがある。
こうした欠点が露呈し、第4テアテラ艦隊ではズフィルード起動前に殲滅されたケースも存在する。
第7ラオデキヤ艦隊では、副司令官ユーゼス・ゴッツォの手により、本機の破片一つからパイロットごと瞬時に再生する機能が追加され、戦局を覆す力を持つ。この技術は最終決戦でユーゼスが黒いジュデッカの護衛機として複製したズフィルードにも活用されている。
名称の由来
「ズフィルード」は、ヘブライ語で「監視」を意味する。また、ゼ・バルマリィ帝国の創設神「ガンエデン」の別名でもあり、防衛機構全体を示す名前でもある。ズフィルードの名を冠することで、この機体が「創設神の模倣体」であることを表している。