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イスマイル

イスマイル
  • Pilotテューディ・ラスム・イクナート, ラセツ・ノバステ

地底世界ラ・ギアスの神聖ラングラン王国で開発された大地系魔装機。「魔装機計画」後期に設計・開発されたものの、16体目の正魔装機として採用されたガルガードをもって計画は終了。本機は未完成のまま放置されていた。

その後、憲法で制定された権利と義務のために魔装機神操者が必ずしもラングランの意向に従うわけではないことを恐れた政府が、王都防衛を目的とした17番目の魔装機として開発の再開を決定。設計者ウェンディ・ラスム・イクナートにも再開発への参画を依頼する。当初はこの決定を拒否したウェンディであったが、潜在意識下で彼女に強い影響を与える姉・テューディの思念がその意思に背く。肉体を持つ者への憎悪で見境をなくしつつあったテューディは、妹の意識に浸食してその前言を翻させてしまうのだった。

妹の意識に強く干渉したテューディの意向で、本機は当初の想定を遥かに上回る最高位の性能を持つ魔装機として完成。改良を仕切ったテューディの意識はこの魔装機に精霊の名をとるラングラン式の命名は行わず、ラ・ギアスの神話に登場する復讐の女神(イスマイル)の名を与えた。

その戦闘力は攻防一体。出力面でも超魔装機はおろか魔装機神を凌駕する。最も特筆すべきは自己修復能力にあり、大破直後に機体全身の高速復元がなされるその様を目の当たりにしたマサキとリューネの二人はイスマイルに強い脅威を感じた。

武装面では死霊装兵と同様の装備を持つなど、ウェンディが引いた設計図とはかなり異なる機体に進化している。

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