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黒のリヴァイアス

黒のリヴァイアス
  • Work無限のリヴァイアス
  • Pilotルクスン・北条 → エアーズ・ブルー → ユイリィ・バハナ → 尾瀬イクミ

数千年後に起こると予測される第2のゲドゥルト・フェノメーンの際、ヴァイアの力を用いた航宙艦によって、人類を太陽系外へ脱出させようという計画(ヴァイア・プロジェクト)の元、建造された最初のヴァイア艦。

月面にて発見された、巨大な人型ヴァイアが使用されているが、建設当時、スフィクスとなるヴァイアだけは発見されなかった。
そして西暦2213年、リヴァイアスは1度だけ起動し、暴走を始めた。その際、起動保安庁の議員らによって捕獲作業が行われるが、作戦の失敗により、多くの命が犠牲となった。そこにはコンラッドの娘、アンジェの姿もあった。

その後はヴァイア・プロジェクトの穏健派、下村によって、リヴァイアスはリーベ・デルタの奥へと隠された。その意図は「大勢の人が存在する施設に置くことにより、リヴァイアスのリンク率が少しでも上がれば」という考えによるものだった。

それから12年の歳月が流れ、昴治たちがリーベ・デルタに来ていたとき、あの悲劇は引き起こされた。軌道保安庁・急進派の手引きにより、リーベ・デルタはゲドゥルトの海へと沈下し、圧潰の危機にさらされる。居合わせた487名の訓練生は「死にたくない」と強く願った。その直後、リヴァイアスは眠りから覚めるように、突如起動を始め、急浮上を開始する。スフィクスであるネーヤが、強い叫びに同調した瞬間だった。そして、リヴァイアスは少年少女たちを乗せ、広大な宇宙を航行することになる。

リフト艦があるのは、最初に建造されたリヴァイアスのみ。ヴァイタル・ガーダーを操縦する際、リフト艦のメリットがあまり見つからないことから「設計ミス」との指摘も多い。だが、実際には大型脱出艦として使用されており、第25話でも訓練生たちを乗せて脱出に使用する等、有効に活用されている。

本体の両脇に重力制御を応用し、威力を倍増させたリニアレール式のバルジキャノン(主砲)を2門搭載している。これにより超距離射撃等も可能。分離させることも可能で、その際にはVGアインヴァルトの武器となる。

「ブラティカ」とはリヴァイアス本体のことであり、リフト艦が分離した状態のみを指す。コンラッドはそう呼ぶことが多かった。

少女型のスフィクス・ネーヤは、12年前の事故の際、犠牲となったコンラッドの娘・アンジェに、霧状のスフィクスが取りついたもの。ネーヤは例外的に感情の芽生えたスフィクスである。

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