- Work機動戦士ガンダムZZ
- Height22.11 m
- Weight32.7 t
- Pilotジュドー・アーシタ
型式番号:MSZ-010
ΖΖガンダムは、Ζガンダムの直系にあたる発展型モビルスーツである。大出力のジェネレーターと強力な火器を搭載しつつも、機体全高はエゥーゴ規格に基づき約20メートル前後に抑えられている。本機の大きな特徴は、合体・変形機構を備えた第3世代MSとしての構造にあり、さらに(準)サイコミュ・システムであるバイオ・センサーを搭載することで、第4世代MSの要件も満たしている。複雑な機構を持ちながらも、第一次ネオ・ジオン抗争において最高クラスの性能を発揮した機体である。
バックパックには、航宙艦艇にも搭載可能なミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉を装備しており、MS形態では加速用のメインスラスターとして機能し、艦艇並みの推進力を発揮する。MA(モビルアーマー)形態からMS形態へ移行する際には、腕部・脚部の大型ノズルが機体内部に格納される。このとき総合推力は一見減少するように見えるが、余剰出力が姿勢制御スラスターに分配され、実際には稼働スラスター数が増加している。腕部にはシールド兼用のフレキシブル・ウイングバインダー、肩部にはショルダースラスターバインダーを装備。機体各所に計32基のサブスラスターを搭載しており、当時のMSの中でも突出した運動性を誇る。
装甲構造はガンダリウムγを用いた多層空間構造で、耐圧性能にも優れ、至近距離での爆発にも耐えうる強度を持つ。バインダーはシールド並みの防御力を持ち、メガ粒子砲の直撃時にはコクピット防護に用いられる。各関節やスライド部にはマグネット・コーティングが施され、柔軟性と堅牢性を両立。複雑な構造ながらも瞬時の変形を実現している。特に脚部は多重スラスターを内蔵し、歩行および機動性能の両立に成功している。
一方で、機体構造の複雑さから整備性は悪く、生産効率も低下している。高出力ジェネレーターと多数の火器を備える反面、エネルギー消費が激しく、長期戦には不向きとされるが、当時のMSとしては標準的な水準であり、追加武装による拡張性も持つ。
本機の制御システムには、ニュータイプ対応インターフェースとして改良型バイオ・センサーを採用。パイロットの脳波を感知し、操縦系統を補助することで高い追従性を実現している。非NTパイロットが搭乗した場合は安全機能により作動を制限される。ユニットはコア・ブロックに内蔵され、パイロットごとに脳波パターンを入力してシンクロ率を向上させる設計となっている。このシステムは高密度実装による小型化が進められており、ネオ・ジオン製の本格的サイコミュにも匹敵する性能を発揮する。ただし、NTの反応を前提とした操縦特性により、操作難度は極めて高い。
ブロック構造を採用しているため換装・改修が比較的容易であり、フルアーマーΖΖへの換装もネェル・アーガマ艦内で短時間に行われている。また、Bパーツを新造して補ったZZ-GRへの再生など、柔軟な整備対応が可能であった。実戦では、単独でのアクシズ潜入や長距離移動任務など過酷な環境下でも高い性能を発揮している。