ニュー・パルサバーン(改造されたパルサバーン)、バルディ・プライズ、キャタレンジャーの3機が合体して誕生する巨大ロボット。合体コードは「バルディオス、チャージ・アップ!」、分離時には「チャージオフ」の掛け声が用いられる。S-1星からマリンが持ち込んだ亜空間航行機パルサバーンを、クインシュタイン博士が地球側の技術で改造し、バルディ・プライズとキャタレンジャーとの合体を可能にした。物語序盤において、地球側で唯一、亜空間への突入と帰還を行えるメカである。
パルサバーンは合体後に胴体、頭部、両腕を構成し、バルディ・プライズが右脚、キャタレンジャーが左脚を形成する。透明円盤とのすれ違いや、殴るだけで敵を破壊したり、わずか数十秒で巨大メカを撃破するなど、圧倒的な戦闘力を誇る。亜空間内での滞在は最大で5分とされ、滞在中の正確な位置は本部から把握できず、帰還時にどこに出現するかは予測できない。そのため初めての帰還時には、基地前に出現して大型メインディスプレイを破壊する事態となった。
操縦はマリンが主に担当し、オリバーと雷太がアシストする形を取っている。合体や亜空間への突入には、マリンの操縦が不可欠である。パワーアップ後はマリンのサイコ・エネルギーで稼働する設定となり、一時は操縦桿を使わずにマリンの動きをトレースする形で戦っていたが、以降は通常通り操縦桿で操作されていた。
テレビシリーズでは第4話から登場し、第38話でキャタレンジャーが破壊されたため、以降は登場しなくなった。第18話では第二ブルーフィクサー基地において新型のバルディプライズとキャタレンジャーが開発中であったことが明かされるが、基地ごと破壊されたため詳細は不明となっている。
通常は空中を飛行して移動するが、第24話では戦闘で大破した際に地上を歩いて基地へ戻る描写もある。また、初戦闘が水中でのビッグオクト戦だったことから、水中戦も比較的得意とされている。