ジャパンアイドルマスター課に配備されているiDOL「インベル」。16年間閉鎖された第七格納庫に収納されていたが、春香の声に反応して起動した。マスターは天海春香。竣工時のパネルから、復興暦70年(物語の37年前)に完成したとみられる。
春香以外には起動させることはできず、伊織や真によって度々起動テストが行われていたが、一度も起動しなかった。しかし、春香のために無人で起動することもあり、春香を写した画像を集めている。春香がアイドルマスターのオーディションを受けている頃から春香の姿を撮影しており、春香に特別な思い入れがある。一方、千早はこのインベルに対し、ただならぬ執着心を持っている。
なお、エンディングの全裸で回転する春香はインベルの妄想であり、背景の光る模様はインベルの目という設定がWEBラジオにて明かされている。過去のマスターは如月千早。16年前に千早がインベルを連れてトゥリアビータへ移ろうとしたが、それをきっかけに起動しなくなった。
千早の乗るヌービアムに敗れた後、春香と不仲になったが、「16年待ったのにそれでいいのか」と問いただす伊織に反応して起動し、竹取町へ帰郷した春香を迎えにいった(この時無人で動いたのか伊織が動かしたのかは明確に描写されていない)。春香との絆を深めたものの、春香が芸能活動を始めてからはすれ違いが多くなり信頼関係が崩れてしまい、その結果、千早に奪取されてしまう。その間にトゥリアビータ本部基地で小型の核兵器に匹敵する威力の改良パーツ「ファウストシュラーク」(コラプサー)を装備され、第23話の東京攻撃ではその一撃で街を廃墟にしてしまった。
同じ第23話でテンペスタースの声と春香の呼びかけに応え、千早を捨てて落下しそうになった春香を助け、そのままモンデンキントに帰還した。その後春香と共にトゥリアビータ本部に向かい、雪歩のヌービアムと交戦。この戦いで左腕をもぎ取られ、さらにヌービアムに粒子化した千早を撃ち込まれるが、千早を拒み排除。その直後ヌービアムの捨て身の盾によりウルトゥリウスの一撃を免れる。
最終話にて、モンデンキント本部で完全修復されファウストシュラークを再装備し、アウリンを止めるべくネーブラ、ヒエムスと共に出撃。アウリンの差し向けたドロップを破壊し、ネーブラ、テンペスタース、ヒエムスの切り開いた道をたどりアウリン内部に侵入。春香のリボンを片方だけもらい、春香を乗せたコクピットを強制排除。最後の一撃をアウリンに叩き込み、自らも命を落とした。
ボディーカラーは白と藍色だが、第8話にて律子らにより胸部が春香の好きな色であるピンク色に塗り替えられた(それに伴い、9話以降ではOPに登場するインベルもピンク色に替わっている)。なお千早に奪われている間(第20話から第23話)においては胸部の色も白に戻っている。名前は月の地名「雨の海」を意味する。