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機体リスト
鉄のラインバレル

共收録 8 台の機体。
  • ラインバレル

    • Height19.1 m
    • Weight51.27 t
    • Pilot早瀬 浩一

    【全長:21m / 頭頂高:19.1m / 重量:51.27t / 機体色:白(浩一搭乗時)、黒(絵美搭乗時) / 意匠:左三つ巴 / ファクター:早瀬浩一、城崎絵美】

    両下腕に太刀を1本ずつ装備し、近距離戦闘に特化した機体。テールスタビライザーに隠し持った長距離戦も想定したビーム兵器「エグゼキューター」による射撃や、大出力のビーム刀による斬撃も可能。また、掌から「圧縮転送フィールド」を発生させ、敵の身体を削り取ることもできる。

    テールスタビライザーには飛行ユニットも内蔵されており、15〜20分程度の飛行が可能。また、その際は両肩と両下碗の装甲を展開した形態「ラインバレル・オーバードライブ」となる。

    2人のファクターの存在、ファクター搭乗前での敵マキナへの攻撃、異常なまでの修復能力の高さなど、他のマキナとは明らかに異なる点が多数存在する(マキナが遵守すべき原則が適用されない)、謎の多い機体。更に特定の状況では他のマキナに干渉し、動作に異常を発生させる(その際、アルマは完全に動けなくなる。森次曰く、「マキナがラインバレルに対し、破壊衝動を抱くほどの恐怖を感じている」)。

    現存する11体のマキナにカウントされない12番目のマキナであり、「カウンター・マキナ」と呼ばれる存在であるが、詳細は不明。

    ラインバレル破壊作戦後、特殊な粒子で満たされたチェンバーに頭部のみを封印される。これは、ラインバレルの残りのボディを転送させないためである。その後、矢島との対話により心を決めた浩一と、彼の言葉に立ち直った絵美と対峙する。その際、ラインバレルにはもともと電脳が搭載されていなかったことが明らかになる。サブ電脳は一応あったが、メイン電脳の代用品になっていたのが真のファクターである天児の脳髄である。このため、天児は「真のファクター」というよりは「ラインバレルそのもの」であった可能性が高いとレイチェルが推測している。異常なまでの修復率の高さ、敵マキナへの無人状態での攻撃など、ラインバレルの特異性は全て天児の存在があったためである。天児の脳髄は「R335」とナンバリングされた「アーク」と呼ばれるカプセルに収められ、ラインバレルの一つ目部分に収納されていた。浩一が天児から「真のファクター」を受け継いだため、現状では浩一が「ラインバレル」そのものである。マキナとして問題なく機能しているため、絵美の生命にも問題はない。事後に修復され、加藤機関の二点同時襲撃の際に満を持して浩一に召喚される。

    完成当初は電脳が搭載されていたが、天児の脳髄を「アーク」に収めて入れ替えた際に排除され、「真のファクター」が電脳の役割を兼任する(ファクターの意志がそのままラインバレルの意志となる。言い換えれば「真のファクター」の戦闘用の肉体と言える)ように調整された経緯がある。このため、ラインバレルは原則を無視した非常識な行動を取れるが、「ファクターの生命を最優先する」という原則だけはそのまま適用されている模様。この「真のファクター」の資格は前述の通り浩一が受け継いでおり、彼の意志がそのままラインバレルの意志となっている。それゆえ、「ラインバレル」というマキナ自体には意志は存在せず、全てのマキナの中でヒトマキナとなる可能性を一切持たない。

    テレビアニメ版では一部の配色とテールスタビライザーのデザインが異なっており、特に前者は原作よりヒーローイメージを強くされている。最終局面で絵美を復活させ、機能を停止した(絵美曰く、機能を停止しても地球には帰還できるらしい)。

    作者によると「ラインバレル」とは、「可能性の枝」・「境界」を表す"line"と、「多量」を表す"barrel"とを合わせた造語とのこと。

  • ヴァーダント

    • Height18.8 m
    • Weight50.83 t
    • Pilot森次玲二

    【全長:20.7m / 頭頂高:18.8m / 重量:50.83t(ヴァリアブル・バインダー含む) / 機体色:青 / 意匠:月輪 / ファクター:森次玲二】

    テールスタビライザーがマルチパーパスユニットであることを特徴とし、それに各種オプションを装着することで場面に応じ機体特性を変え、様々な状況に対応することができる。

    通常時は「ヴァリアブル・バインダー」が装着されており、中に2本ずつ、計16本に及ぶ太刀が収納されている。また、高速移動時の機体制御の役割も持つ他、展開することで簡易的な盾としても使えたり、部分的な切り離しも可能である。戦闘時は太刀を指の股に挟むように、片手に複数本持つことが多い。

    内部構造やナノセラミック装甲などの基本構造は、ラインバレルと似通っている。

    森次をファクターとして蘇生させた際、激昂した彼により右眼を破壊され長らくそのままになっていたが、キリヤマ重工との戦いの直前、浩一と戦う際に弱点を無くすために修復された。その後、プリテンダーのナーブクラックを受けた際に幻影の百合子によって破壊され、再び隻眼となっている。その後も森次の「本気モード」や破壊されたマキナの補助電脳からのデータサルベージをやらされたりとマキナの中では結構こき使われている。

    機体名は英語で「青々とした」を意味する"verdant"から。

    素性は「バレルシリーズ」に属するラインバレルの制式量産型。実際に未来世界の映像を見た浩一は、その中で細部こそ違うものの、戦闘を行う多数のヴァーダントを目撃している。森次が本編で搭乗しているのは、それらの「殺し合い」を乗り切り、しかし想像力を得られずヒトマキナになれなかったうちの1機である。

    テレビアニメ版では一部の配色とデザインが異なる他、ヴァリアブル・バインダーがテールスタビライザーではなく、背中に装着されている。

  • ハインド・カインド

    • Height25.8 m
    • Weight73.1 t
    • Pilot山下サトル
  • アパレシオン

    • Height20.3 m
    • Weight50.2 t
    • Pilot矢島英明
  • ディスィーブ

    • Height56.2 m
    • Weight117.5 t
    • Pilot遠藤イズナ
  • タリスマン

    • Height20.2 m
    • Weight49.6 t
    • Pilot中島宗美
  • グラン・ネイドル

    • Height75.8 m
    • Weight5230.7 t
    • Pilot菅原マサキ

    【全長:120.1m / 頭長高:75.8m / 重量:5230.7t / 機体色:小豆色 / 意匠:亀甲に蛇の目 / ファクター:菅原マサキ】

    加藤機関が所有する都市殲滅型の巨大マキナ。普段は空中に浮遊しているが、機体下部と側面のバインダーを展開する(コンバッティブモードと呼ばれる)ことで、地上戦も可能。また、武装に応じて多様な形態へ変形できる。

    ビーム兵器を装備する数少ないマキナであり、ビームを湾曲させる防御システムも持つ(ただし、物理攻撃は防げない)。さらに見た目とは裏腹に高い機動性を誇り、攻撃力・防御力・機動力において他のマキナを圧倒する性能を持つ。武装は機体側面部に装備された左右計26門のビーム砲と、格闘戦形態時に現れる腕部の指に隠された太刀。

    テレビアニメ版では、スフィアを設置する役割も果たしている。テルミノ・クレメンティアの際、シャングリラの特攻によって撃墜された。

    機体名は、プリニウスの『博物誌』に登場する「蛇の卵」を意味するブリトン語の"glain neidr"から。

  • ネイキッド

    • Height18.3 m
    • Pilot菅原マサキ

    機体前部の中央に収納されているグラン・ネイドルの制御ユニット。人型をしており、単体でも他のマキナと充分に戦闘できる。後頭部から伸びる8本のケーブル状のスタビライザーが特徴的で、グラン・ネイドル本体と合体時のコネクトケーブルの役割も果たす。ネイキッド自体の武装として、「エリミネーター」という剣を装備する。

    マキナなのは正確にはこちらで、グラン・ネイドルはネイキッドの外部武装ユニットである。しかし、戦闘力の大半をあちらに依存しているためか、このマキナについて「本体」と言った場合はグラン・ネイドルを指す。

    テレビアニメ版では、ネイキッドもラインバレルと同じく「オーバーライド」が可能。最終的に巨大マキナと融合してラインバレルと戦ったが、ラインバレル mode-Cに撃墜された。

    ネイキッドとは「裸」の意味。モチーフは八岐大蛇。