作品世界では禁断の動力源とされる原子力で稼働する汎用型巨大ロボット。最終決戦時には外部電源(アンチ・シズマフィールドで暴走する聖アーバーエーシズマドライブ発電所メイン炉心から潤沢に有線・無線で供給される電力)も併用。原案は『ジャイアントロボ』に登場した同名のロボットだが、デザイン担当者は同作・特撮版の“記憶”とシュワルツェネッガーをイメージに制作した。
原案と比較すると、腕や足が大幅にボリュームアップし、精悍な顔つきになっている。武器はその剛力から放たれるパンチやキック、普段は背部に収納されているロケットバズーカなど、全身に収納された火砲類。防御は主にその重装甲に依るようだが、3話でのウラエヌスとの戦闘の際にバリアーを使用している。また、胸部にはワイヤーアンカーを備える。大作は単に「ロボ」と呼び、彼の持つ腕時計型コントローラーで操縦される。操縦する時は、大作は通常ロボの顔側面にあるはしごに掴まっている。普通に考えれば振り落とされてしまいそうだが、どうやって安全を確保しているか、またどんな安全装置があるかは不明。なお、コントローラーには大作の声紋が登録されているため、彼以外には操縦できない仕組みになっている。操縦者の無事を最優先させるプログラムにより、大作が絶体絶命の状況に陥ったときは通常の50倍以上のパワーで行動することができる。背部のロケットエンジンを使い、飛行する。目から涙のような二次冷却水や、鼻から鼻血のようなガソリンを出す事もある。第2話では無力化ガスを撃ち出すシーンもある。