「ギャラクシーエンジェル隊」は、トランスバール皇国近衛軍に所属する特殊部隊であり、任務は古代文明が残した科学技術「ロストテクノロジー」の回収にある。とはいえ、実際の活動内容は猫の捜索、誘拐事件の解決、VIPや危険な犯罪者の護送、アステロイドに放置された粗大ゴミの処理、さらには惑星に突き刺さった巨大な釘抜きまでと、ほとんど何でも屋のような仕事ばかりである。
本来の任務としてロストテクノロジーの回収も行ってはいるが、その成果品は「船自体がダイエットマシーンの巨大宇宙船」や「周囲の人間の魂を入れ替え、最終的に強制的に成仏させる墓石」、「人間を幼児化させるういろう」など、文明の発展に本当に寄与したのか疑わしいものばかり。
さらに、ライバルである「ギャラクシーツインスター隊」との対立に巻き込まれたり、時空の歪みに引きずり込まれて原始生活を余儀なくされたり、皇国の秘宝をめぐって仲間同士で小競り合いを始めたり、はては基地に「昆布の神」が降臨する騒ぎまで起こる。騒動が絶えない彼女たちに、果たして安息の日が訪れることはあるのだろうか。